12話〜忘れもしない愛しい人〜

王雅side

あの事件から俺たちは秋の国に行くのをやめて俺はこっそりと毎日茶々を遠くから見る日が続いた。

「今日はたくさん採れたな〜」

「これ可愛い!!私に似合うかな?」

日々を重ね茶々は成長していく。そして美しくなり俺はついに我慢できず父上に茶々との婚約を交渉した。しかし茶々はそのことを知らない。秋の国のお祭りの後発表する予定だったが、色々とあったからな……どんな茶々でも俺は愛している。だがしかし先ほど茶々の平手打ちをくらい頬が赤くなってしまい、剣豪に笑われたのは言うまでもない。

「王雅様~さすがに裸を見るのは?」

「知らん!!」

魁都と雄星にからかわれ俺がしばらく二人を追いかけ回し城のみんなが笑っていたのは言うまでもない。










王族と剣豪が宴の所に集まり、みんなは茶々の歓迎会を行った。だが、俺には不満が1つあった。それは俺と茶々の席が遠い!!

「茶々殿〜!これ飲んでみて??美味しいですよ〜」

「ちょ、神楽殿!源殿!」

弥禄と晴臣の間に茶々がいることだ。俺は怒りを我慢できず顔に出ていて茶々がこっちを見つめると少しヒヤッとしていて申し訳ないなと思った。




















みんなが酔いつぶれた後俺は眠りかけている茶々をお姫様抱っこして自室のベットで寝かせる。

















すると茶々は眠りながら涙を流してる。俺は茶々の涙を拭うと















「いかないで……」


















俺がこれからはお前を守る。眠る茶々を抱き寄せて俺は頬に口付けた。







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