5話~鬼の国~
「よし、着いたぞ。」
「あの……?おろしてもらってもいいですか?」
「断る。」
鬼の王子が私を抱きかかえて走ること20分見知らぬ土地に来た。周りを見渡すとそこには屋台がたくさんあり、鬼の人が多い。
「王雅様だ!」
「やっと帰ってきましたね……。」
「あれ女の人と一緒だ!」
「今まで恋愛をしてこなかったあの人が!?」
「可愛い~!」
「人間のようですね。」
「もしかして王雅様……」
7人の男の人が私たちのところに来た。
「「「「「「「おかえりなさいませ」」」」」」」
「あぁ。」
「こんにちは。」
と私はぺこりとお辞儀をした。
「紹介するよ。コイツらは鬼の国の剣豪。」
「俺は
しゅうくんと名乗る宮本秀一さんは優しい顔と気配をしていてとてもいい方そうだ。
赤髪でニコッと笑うと鬼の八重歯が見えた。
「僕は
男の方なのに女の子よりとても可愛らしい顔立ちをしていて黒髪でみかん色の瞳をしている。
「
沖田さんに負けないくらいの可愛い顔立ちをしている。着物をよく見ると所々黄色い花の絵柄ある。
「俺は
「俺は
「俺は
源さんは笑顔が似合う人で明るい雰囲気をしている。青色の耳飾りが片方の耳を揺らしていた。
「最後は俺!神楽
「実は俺の剣の師匠なんだ」と言いこの人はすごい人なんだと実感できた。緑色の耳飾りが片方の耳を揺らしていてよく見ると源さんの耳飾りとそっくりだった。
「ねぇねぇ王雅様~。この子もしかして……!」
「俺の嫁だ」
「違います!」
私は全力で否定した。もうなんでこうなったんだろう……?
「王雅様のお嫁じゃないのなら僕のところ来ない?」
「ならん。魁都お前にあとで罰として仕事をやってもらおう」
「やだー!というか王雅様の仕事じゃん!」
「魁都のうつけが……」
「こーら雅!そういうこといわないのー」
とわいわいしていて
「みなさんすごく仲がいいんですね」
私は桐崎様と剣豪殿たちをみていいなと思った。
「あの、いい加減下ろしてもらっても……?」
「……わかった。」
王雅様は私の懇願に負け下ろしてくれた。
「こんにちは。秋の国からまいりました。榊 茶々です。」
私は自己紹介をし、お辞儀をすると皆さんが固まっていた。
私なにか悪いことした……?
「この子もしかして……」
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