ネタツイ②

 A『ネタツイしかしゃべらなくなった奴がいたじゃん』

 B『ああ、そういえばいたな。その後どうなった』

 A『まだ言ってるよ』

 B『マジかよ』

 X『唯一無二のムニエルを食べて愉悦を得ることを、『ユエツムニエル』という』

 A『ほら、噂をすれば』

 B『一か月経ってもこれかよ』

 X『現代版光源氏──LED氏』

 A『なるほど。ひかる源氏げんじ光源こうげんと読んだ高度なネタかな。ちょっとわかりづらいね』

 B『だな』

 X『竹輪ちくわでできた団扇うちわ

 A『これは簡単。ウチクワだね』

 X『うちくわ』

 A『よしっ』

 B『またネタの先読みしてんのか。よし、俺も久しぶりにやるか』


 X『舞台の上から手を振ってくれる癌細胞』

 A『……これは、ちょっと難しいなあ』

 B『そうだな……、俺もわからん。なんだ』

 X『ファンサい胞』

 A『怖いよ』

 B『あれか、体内という舞台から、癌患者に向けてファンサしてるのか。怖すぎんだろ』

 X『排泄音みたいな虹の橋』

 A『あーこれは嫌な予感がするなー』

 B『同感だ』

 X『レインボーブリブリブリッジ』

 A『想像より一回出す回数が多かった』

 B『汚ねぇんだよ。もっときれいなネタを吐け』

 X『顔の先端が夏野菜の国際ハッカー集団──アゴニナス』

 B『こいつ、本当にアノニマスネタが好きだな』

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