Carbonated water:恋をした。

僕は中学一年生の頃、

とてつもなく地味だった。

背もそこまで高いわけじゃない。

16…何センチだっけ?まぁ、そのぐらい。

髪もふつーのもさもさしてる感じで。

黒縁の四角いメガネをかけてて。

陽キャじゃなくて、全然陰キャ。

でも、友達はいたし、別に良かった。


中学校生活で最も大事だとも言われる、

クラスの席。

一学期のはじめの席といえば、出席番号順。

苗字があ行な僕は前から4番目。

割と後ろなのが良かった。

隣は小学校も同じだったメガネ女子。

可愛い。らしい。

僕には分からないけど…。


前の男子は可愛い感じの顔立ちで。

いや、整っているという方があっている。

でも、すっごい変態。って有名だ。


後ろの男子は、Theイケメンで、

バスケ部、背も高くて、勉強もできる。

そりゃあ、モテるよなってやつ。


ここまで長々とご近所話をしてきたが、

この3人が重要なわけではない。

まぁ、ある1人を除いて。いや、2人だ。

とりあえずその人達を抜いて。

僕の最重要人物は斜め後ろの女子である。


班長で、色んな人と仲良くしゃべる。

よく笑う。運動オンチと自分では言うけれど

(後々、本人が言っていた。)

テニス部で。

前髪は作らず、堂々とおでこをだし、

ポニーテール姿が良く似合う。

身長低めな子。


そう、僕はこの子に恋をした。

実名は伏せたいから、、そうだな…。


その子が好きなものからとって、

『久間さん』とよぼう。


そう僕は久間さんに恋をしたのだ。

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