第272話 ルグミーヌ王国との別れ
ルグミーヌ王国を出てコンヴィル王国の王都ミューコンに帰ることは決まっているおり、あと何日残されているか分からないため慌てて魔道具店をめぐることにしたジェロ。
相変わらず一人で行動はさせて貰えなく、魔法のことならばとリスチーヌとレナルマンが付いてくる。
「やはりアルマティにも魔法などを指導されるのですよね?その延長で魔剣なども?」
「あぁ、そうした方が良いだろうね。だから彼女の居ない今のうちに、魔法発動体の指輪、片手剣や短剣等も買っておこうかと。最初に渡すと構えるだろうし」
「流石ジェロ様。そうですよね、せっかくルグミーヌ王国に居る間に買える物は買っておきましょう」
魔道具店に行く前に、先日も行った武具店に行き、氷の片手剣、炎の短剣、帰還と軽量の矢を3本というように誰か別の者の予備にしてもいい物を購入する。またいくつかまわった魔道具店で、アルマティの指にも合いそうな指輪の魔法発動体も購入しておく。
「本当はフードをかぶっていても目立たないようにするには、動きの少ない弓矢か魔法を習得して貰うのが良いのだろうね」
「そうですよね、エルフですからどちらも得意だと思いますよ」
『やっぱりそういう理解で良いんだ』
そしてジェロ期待の魔法カードでは、冒険者ギルドで見たように今まで所有していたものと系統が違うものが多かったが既にギルドである程度購入していたのでコレクション要素としてはそれほどでは無かった。しかし、もっと期待の古代魔術の魔法カードとしては、火魔法≪豪炎≫≪火槍≫≪炎壁≫、水魔法≪氷結≫≪氷槍≫≪氷壁≫を入手することができた。現代魔術の魔法カードでも回復魔法≪病治癒≫を購入できた。
さらに魔導書としても、古代魔術の火魔法≪種火≫、風魔法≪そよ風≫、水魔法≪水生成≫、土魔法≪砂生成≫を購入できた他に現代魔術では、水と火の初級複合魔法の≪熱湯≫、火と風の初級複合魔法≪乾燥≫、風魔法の初級≪集音≫≪必中≫、土魔法の初級≪粉砕≫を見つけて購入できた。≪集音≫は遠くの人の話し声を聞いたり周囲の広範囲の音を拾ったりすることで周囲警戒、≪必中≫は弓矢などの命中率を上げるものであり、≪粉砕≫は岩だけでなく様々なものを細かく砕くことができる。
それ以外にも、魔法そのものが記載された魔導書ではないが興味深い書物を見つけることができたので、それらも購入してある。
また長旅になるのが分かっているので、薬草や薬瓶なども大量に調達して合間でポーションの調合ができるようにしておく。
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