第2話 小学生の俺は腹が減る

小学生だから、元気はある。


なので腹も減る。


自然に俺達の基地に集まる仲間。

(基地と言っても団地の片隅の公園だが)




小腹が空いたら畑からトマトを


もぎ取り食べる。


トマトは無料で食べられる貴重なおやつ。





俺達の団地の近所には駄菓子屋がある。


駄菓子屋のおばちゃんは俺達が店に行くと


俺達のそばから離れない。




俺達が万引きする事がわかっているからだ。




だから俺達は万引きが出来ない、、、。


と言うよりも


万引きの難易度が大幅にアップする。




万引きが無理な時は、俺たちのわずかな


小遣いでお金を払うがほとんど空腹を


満たす事が出来ない


しかも、小遣いは無くなる。




とても無駄な出費になる。 




出費を無くし空腹を満たす為には


小学生でも汗を流さなければならないのか?




そうだっ!




俺達には全力で走る事が出来る!


限られたお小遣いでどうやって空腹を


満たすかを俺達の基地で仲間同士知恵を絞り


会議をしていたある日の事だ。



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