あとがき的なやつ

ふわふわ、ほよほよ。のあれやこれ

第四回こむら川小説大賞参加作品

「ふわふわ、ほよほよ。」のあとがき的なもの

https://kakuyomu.jp/works/16816700426097927487




参加者の皆さん、評議員の皆さんお疲れ様でした。

なんとなくTLを眺めていたら面白そうなのがやってるなーと思って、友人から「必ず評議員に読んでもらえるよ」と勧められての参加でした。

まさかあんな量で書いてもらえるとは思わず…ひえ…ありがとうございます…


私はこの手の自分の作品を自分の排泄物だと思っていて(パッションもぐもぐの末に出来上がるものなので)、そのため人に見てもらう事をあまり想定しておらず、TLにぶん投げるのも深夜で(その時間帯が創作のメイン時間なので)その後宣伝することもほぼないため、閲覧数は1桁が普通です。

今回沢山の人に読んでいただき、初めて閲覧数が3桁いった上、レビューも書いてくださる方がいて、「ヒョワ…」と変な声を出したりしています。ヒョワ。


ふわほよなんですが、最初は「女の子とかわいい謎の生き物のタッグものにしよう」というぼんやりとした構想で書き始めました。


ど う し て こ う な っ た。


いやホントに。最初はジャンルも現代ファンタジーに入れてたんですよ。信じて。

ただそれをやるとまとまらなくなりそうだったので、ホラーに舵をきりました。


主人公の本来の能力は、「害があるものを無害化する」というものです。

ただ本人に自覚がない上コントロールが出来ず、しかも自分も能力の影響を受けてしまっている。

ちゃんとコントロールが出来れば、アクション満載の妖怪退治物の方向にも持っていけるのですが、広げた風呂敷をたためる気がしなかったのでやめました。

とにかく今回の目標はレギュレーションを守ってゴールすることだった。


実は当初、消えてしまうのはあや1人の予定でした。1話完結で最後ふわほよの形状が変わっている、という締め方をするつもりだったのですが、それだと足りなかったのです。

そうそうアレ。アレですアレ。


文字数。


私は普段短歌や都々逸、ツイノベなどを書いています。

常にコンパクトにタイトにまとめるのを意識しているため、文字数を増やすのがめっぽう苦手で。


1話目の放課後を書いてる時点で1500文字を超えていたので、じゃあ2話目も同じ量書けばレギュレーション守れるな!と、そういう経緯で全2話になりました。


どうせ2話にするなら、1話目と比較して明らかにヤバイことがわかるようにしようと思い、わざと流れを1話目と同じにしました。

その結果、予定より沢山の人が消えることになりましたね…母親も消す予定は無かったので…


なお、1話目と2話目までの時間はそこそこあります。なんせあやがダイエットを始めて見違えるほどキレイなるまでなので、1週間とか、そういう単位ではないです。


評議員の方から指摘がありましたが、この世界にはまゆの他にも異能者がいる設定です。

ただし極端に少なく、まゆのいる地域ではまゆしかいない。

妄想おじさんは異能者というより異能に耐久がある人という設定でした。なので記憶が消えなかった。異能者よりは多く、普通の人よりは圧倒的に少ない体質の人という裏設定があります。


あやが告白しなかったのは、実は告白する前に相手が女の子と仲良く帰るとこを目撃してしまってるからです。

ショックで立ち尽くしてしまって、でも彼女と決まったわけではなく、プチパニックになってたんですね。

ココらへんの下りは、まゆ視点だと無駄かなと思い切り捨てた描写だったのですが、評議員の方に「もうちょっとわかりやすくてもいいよ」と指摘してもらったので、書いても良かったかもしれない。


この物語のサブテーマは「誰も悪くない」でした。誰も悪くない。まゆが自身の異能に無自覚なのも、まゆのせいじゃない。ただの事故のようなもの。だからこそしんどい。そういう話です。


私はアイデアが湧いたら書くタイプなので、次回参加するかどうかは不明なのですが(引き出しに全く無いものは本当に書けないので…)読者として読んで回るのもとても楽しかったので、次回も楽しみにしています。


みなさまお疲れ様でした。




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