第2話 愛空街へようこそ

少女といたくて。

ここ、愛空街へとやって来た。

玄関にオレンジの髪をお団子にした少女がいる。

服装は青銀のメイド服を着用している。

「初めまして。私は優衣ゆいと申します」

「優衣……さん」

「あなたはこの世界をお望みですか?」

優衣のモチモチの頬を見つめる。

「ほっぺた………柔らかそうです」

「そうですか。あなたはこの愛空街へお入りしますか?」

「え……」

「ここには女の子はいますが…入りますか?」

「私は………」

優衣は笑う。

七は、うなずく。

「女の子と、いたいです、女の子がいいんです」

優衣は七の手を握ると玄関の鉄格子が開き、二人は一緒に歩いていく。

優衣は質問する。

「どうしてそんなにも望みますか?」

「女の子にしか何も感じないからです」

「そうですか。七様」

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