第6話 300文字で強制終了する婚約破棄
それは誰もが良く見る異世界の事でした。
ある所に見るだけで周りを幸福にする、王子様とお姫様が住んでおりました。
このふたりは、お互いが18歳になったら結婚する約束をしていたのですが……
ある日の事でした。
王子様は突然、お姫様との婚約を破棄すると言い出しました。
驚いたお姫様。当然理由を問いただします。
帰ってきた言葉は……結婚したくないから。
勿論、そんな理由で婚約破棄が出来るが訳がありません。
お姫様は、王子様に向かって正論を振りかざそうとしますが……その時です。
五時を告げる音楽が鳴ったのは。
それを聞いたとても小さな王子様とお姫様は、草むらに置いたランドセルを背負うと仲良く手を繋ぎ、お家に帰りましたとさ。
婚約破棄という名を借りた喜劇掌編集 ネオ・ブリザード @Neo-blizzard
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