第321話 料理は愛情だけでは完成しない !
【嵐side】
大江戸兄妹、その中で料理が出来るのは俺と
まあ、ダークマターを産み出す
もうすぐ恐怖のシーズンが来る。
そう、バレンタインデーだ。
妹達もお菓子作りなんて無理なんだから、買ってくれば良いものを今年は手作りにするらしい。
何故かといえば、蝶子と恭華が手作りでチョコを作ると云うのに触発されたようだ。
アイツらが単独でチョコを作るなら無視をしたのだろうが、今年は由利凛と恵利凛が教えることに成った。
妹達は優秀であるが
女子力が最底辺に成ってしまうことに。
手作りチョコと云っても、カカオ豆から育てるワケでは無いのだし、市販のチョコを
「チョコを直接、鍋で溶かすな、明日菜 !
英里香もチョコは包丁で少しずつ刻むだぞ !
持っているすりこぎ棒で叩くなよ !
素材のチョコやナッツ、ドライフルーツを食べるな、パラス ! 」
信じられるか。
料理初心者は怖いもの知らずだよな。
しかし、俺は優しいから妹達の希望を出きるだけ叶えてやることにした。
ホットケーキミックスで作る混ぜて焼くだけブラウニー
妹達に手順を見せながら真似をさせる。
これなら大丈夫だろう。
準備として型にあわせて、クッキングシートを敷きこむ。
オーブンを170℃に予熱する。
①チョコレートとバターを湯せんなどで溶かしたところに卵を加えてしっかりと混ぜる。
②別のボウルでホットケーキミックス、ココア、きび砂糖を混ぜ合わせる。
③チョコレートが入ったボウルに②の合わせた粉類を全量加えて混ぜ合わせる。
④準備した型に3の生地を全量入れ、平らに広げる
⑤クルミを表面にトッピングする。
※ ドライフルーツはパラスが全部食べてしまった。
⑥170℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。
⑦生地が膨らみ、フワッとして弾力がでたら焼き上がり。
⑧網に移して粗熱を取って完成。包丁などでお好みのサイズにカット
料理はレシピ通りに作れば問題ない。
素人はアレンジをしたがるが、アレは失敗の元だ。
俺の作ったチョコ菓子を妹達が味見……がっつり食べ始めた。
元々、地頭は良いのだから、後は大丈夫だろうと台所から離れたのが失敗だった……
なまじ頭が良いだけに、アレンジした結果……激マズお菓子が出来上がった。
捨てるのは勿体無いから、
愛娘の手作りだから嫌とは言わないだろう。
ファハッハッハッハッハッ !
たまには、兄の偉大さを知るが良い !
しかし…………明日菜と英里香に気付かれた俺は三人の妹にお仕置きをされたのだった(泣)
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