第1話 妾の名前はユリリン !元・邪神にして人間界に修行に来た者なり、いずれ傾国の美女と成って沢山の男を惑わす逆ハーレム女王に成る者成り(嘘)
【????side】
ムムム、身体が赤ん坊の為か上手く寝返りが出来ないのじゃ。
只、隣から双子の姉だった『女神 エリリン』の気配を感じる事が出来るのじゃが、言葉が話せない為に
とりあえず転生した先でも姉であるエリリンと一緒なのは嬉しい誤算なのじゃ !
「オギャァ オギャァ オギャァ オギャァ」
妾が泣くと白い服と帽子を被った人間の女性が来て妾を抱き上げたのじゃ。
「あら あら オムツは汚れていないようだし、お腹が空いたのかしら ?」
その時、隣のベッドに寝ているエリリンと目が逢ったとたん『パス』が繋がったのじゃ。
〖ユリリンー、良かった ! 今度も姉妹だね、よろしくね !〗
〖妾もエリリンと もう一度姉妹に成れて嬉しいのじゃ !〗
※〖………〗はテレパシーで話しています。
「わぁぁぁ~、双子ちゃんが両方とも笑ったわ !
………そうかぁ、お互いに逢いたかったのね。」
妾を抱き上げた女性が感動しているのを見て思ったのじゃ。
どうやら人間に生まれ変わっても妾たちは可愛らしいようなのじゃ !
可愛いは正義なのじゃ !
「私とハルトの子供は仲良しのようね、安心したわ。
私が、貴女達のお母さんの『
よろしくね、
…………なんと云う偶然なのじゃ !
妾たちの名前が『女神、邪神』だった時と一緒だなんて、何処かの
妾たちの母親らしき人間を見ると、何時だったか
これも何処かの
「お~おー! 私達の子供は『天使』みたいに可愛らしいで~すね !」
「ハルト、 もう学園は終わったの ? 」
「もちろんで~すね。 学園長の好意もあって、
………『天使』じゃなくて『女神』と『邪神』だと言ったら、どんな顔をするのじゃろうかのう。
〖 ダメだよ、ユリリン ! 人間界での私達の『お父さん』『お母さん』なんだから、イタズラなんかしたらダメなんだからね ! 〗
〖わっ 分かっているのじゃ ! 妾たちの両親なんだから今度こそはお父さん、お母さんと仲良し家族に成るのじゃ !〗
「由利凛の黒髪は私の遺伝だと思うのだけど、恵利凛の銀髪はハルトの家系かしら」
「 そうですねぇ~、私の祖母が銀髪だったと聞いているで~すね」
「 健康そうだから安心したわ !
………そう言えば、『大江戸 仁』くんの家も そろそろ出産の頃よね」
「それがで~すね、ユリコ !
物凄い偶然ですが、ジンの奥さん五人共に同じ日に出産したで~すね。
私達の天使達と同じ『7月7日』に生まれたで~す !
きっと、
…………たぶん、一緒に人間界に転生した『エリスちゃん達』なのじゃ !
人間界の修行も楽しみなのじゃ !
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます