第38話 テーマパークで…
翌日、駅まで行くのに
若葉達と、時間が被らないように
早めに家を出た。
用事があるわけではないので
少し遠回りをしてから
駅に向かった。
少し遠回りをしすぎて
集合時間ギリギリになってしまった。
みんな駅に着いていたので
そのまま出発する事になった。
若葉も、当然いたのだが
隣には、白石が当たり前のように
立っていた。
もう見慣れた姿にはなっていたので
誰も、当たり前のように接していた。
大輝も、移動している最中も
なるべく二人を見ないように
心掛けていたのだが
若葉と白石が、一緒にいる所を
久しぶりに見た為
胸が、いつもより
締め付けられるような
思いだった。
無事テーマパークに着き
みんなで入場した。
最初は、
みんな一緒に行動していたのだが
若葉と白石を二人きりで
行動させようと
みんなが言っていた。
若葉と白石は、付き合ってはいないが
みんなは付き合わせようとしていると
二人と高校が一緒の友達が言っていた。
大輝も、
応援している事を考えると
当たり前の事だとは思った。
胸が苦しくなったが、
みんなに合わせて
若葉と白石を、
二人きりで行動させる事を選んだ。
若葉と、
常に若葉の隣にいる白石を
二人きりにするのは簡単だが
どうするのか友達に尋ねると、
「二人に、飲み物を買って来てと頼み
買いに行っている途中で
やはりいらないから
次の乗り物ま行ってくれと連絡をする。
そのままその乗り物と
反対方向の乗り物の方へ行き、
連絡が来たら間違えた事にして
合流出来るまでは、
二人で乗り物などに乗って来てと
言っておけば大丈夫だよ!
そのあとは
合流しないように
反対の乗り物に乗ってれば
夕方までは行けるはず!」
と、言っていた。
本当に大丈夫なのか?とは思ったが
簡単に上手く行ってしまった。
若葉は、わからないが
白石は、若葉を好きだから
都合が良かったのだとは思う。
大輝は、
そのあとほとんど楽しめなかった。
気にしないようにしていても
気になってしまう。
気付くと夕方になり、
そろそろ合流しようとなったが
今度は、
二人が反対側のエリアにいるらしく
すぐに合流出来なくなってしまった。
みんなも、夜まで遊びたかったので
閉園まで、別行動する事になった。
大輝は、最後まで楽しめなかった。
夕方以降は、疲れてしまったから
休んでいると、みんなに伝え
ベンチで休む事にした。
「応援しなきゃいけないのに
何してるんだろ…」
と、一人落ち込んでいた。
ゴールデンウィーク中なので
人混みも凄く、ベンチに座っていても
ゆっくりしていられず
人が少ないエリアまで移動した。
そこで、友達と合流する為
連絡を入れようとした時、
大輝は、
若葉と白石を見つけた。
向こうは、大輝には気付いておらず
人混みの中を避けるように歩いていた。
二人が少しだけ人混みから抜けた時
大輝は見てしまった。
白石が、
若葉の手を引いて歩いている姿を。
どんな顔をしているとか
そんなことはわからないが
手を繋いで歩いていた。
大輝は、いつもタイミングが悪い
たまたま人混みを抜ける為に
手を引いて歩いていたのかもしれない。
だが、大輝が見てしまった物が全てだ。
大輝は、声も掛けずに
見つめるだけだった。
二人は、
そのまま人混みで見えなくなった。
どのくらい経ったかわからないが
友達からの連絡で気づき、
合流する事になった。
合流するまでのことは、
あまり覚えていないが。
友達に心配される程
顔色が悪かったみたいだ。
若葉と白石は、
まだ合流出来ていないが
もうすぐ合流出来ると言っていた。
大輝は、
連日の遊び疲れで
本当に具合が悪くなって来てしまったので
みんなに調子が良くないから
先に帰る伝えた。
顔色が良くなかったので
みんなもその方がいいと言ってくれた。
友達の一人が、疲れたから俺も帰るよ
と、言って
一緒に帰ることになった。
本当は、
大輝一人では心配だからと
みんなには、
言っているのが聞こえて
申し訳ない気持ちで
いっぱいになった。
若葉達には、
みんなが伝えてくれことになったので
大輝は、友達と二人で帰っていった。
帰り道も具合が良くなかったが
一緒に帰ってくれた友達が
家まで送ってくれて
帰宅する事が出来た。
友達には、申し訳なかったが
気にするなと言ってくれた。
今度、ご飯を奢る約束をしておいた。
母親と司さんが出て来て
「大輝、大丈夫?」
と、言っていたのだが
大丈夫でもなかったので、
部屋まで、肩を借り運んでもらい
ベッドに横になって
そのまま眠りについたのだ。
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