第一章

今季限りで解雇になるかもしれない。

昨日から同じ話題を延々と聞かされていた真田恭子はいい加減聞き飽きた様子だった。

「区切りがついてよかったじゃん」

「ずいぶん素っ気ないな」

「どうしようもないことにぐだぐだ言っても仕方ないでしょ」

朝食は済ませており、真田は出かける支度をしている。

真田恭子――加治屋とは高校生のときから付き合っており、大学卒業を機に同棲を始めた。現在は看護師の職に就いている。

「今日から春季キャンプだっけ」真田は言った。

「ああ」

「……キャンプってf言ってもいつもの場所で練習するだけでしょ?」

「俺たちのキャンプは三月から始まるから我慢できる寒さだ。別に暖かい地域に行かなくても平気なんだよ!」

JPBに所属しているプロ球団は二月から沖縄、宮崎県を中心にキャンプインとなるが、加治屋が所属している独立リーグのほとんどは本拠地でキャンプインとなる。

そのほうが安上がりで済む。

「強がっちゃって……晩御飯は冷蔵庫に入れておいたから。あと、言われてた参考書、買っておいたよ」

真田は机の上を指し示した。そこには教員採用試験の本が置かれていた。

今年度でJPB傘下のプロ球団と契約できなければ加治屋は独立リーグから身を引くことになる。独立リーグは加治屋が所属しているBSリーグの他にもあったが、今年でJPBにいけなければ区切りをつけようと真田と話し合って決めた。

「……別にプロ野球選手になれないなんて思ってないからね」

「……分かってる」

弁当箱をバッグに入れて身支度が整った真田は職場へ向かった。

玄関まで見送った加治屋も出かける準備をする。

買ったばかりのバット、使い古したグローブ、手入れを施したスパイク。持ち物の確認はいつもより入念にした。

加治屋も職場である高原スポーツ広場へ向かった。

高原スポーツ広場は高速道路のインターチェンジ近くにあり、周囲には会社や営業所が立ち並び、その端に野球場がある。加治屋にとってはもう見慣れた光景だが、初めて来たときは異様に思えた。

高原スポーツ広場は駅からも遠く、近くに住む人を除けば車通勤を余儀なくされる。

キャンプ初日。選手および関係者一同はミーティングルームに集まった。

これから監督を含む首脳陣の挨拶が始まる。が、定刻まで時間があった。

「ニュース見た?」加治屋の隣に座る星純一は尋ねた。

見たよと加治屋は返すと、星は両手を頭の後ろにやって、

「定年っていっても、独立リーグは他にもあるし、別にBSリーグじゃなくても野球をする環境はいくらでもあるからなー」二メートルある体を大きく揺さぶり、朗らかに笑った。

星と加治屋は同い年なので、彼も〝定年組〟だ。

守備位置も同じ投手ということもあり、加治屋と星は親しかった。

「定年なんて関係ないだろ?」

「俺は――」

「みんな静かにー」

ビリオンスターズのヘッドコーチである佐渡富男の甲高い声に選手のざわつきは収まった。

佐渡の腹周りは飛び出て、だるまのように丸々としている。現役だった頃はがっちりとした体格だったようだが、今は見る影もない。身嗜みに疎く、無精ひげは伸びきったままだ。

「四月から始まる開幕戦に向けて監督から挨拶があります」

球団のジャンパーを着た細目の男が前に現れた。

「僕がこのチームに就任して以来、最下位が続いています。今年こそはチーム一致団結して優勝を目指しましょう」

白髪交じりの頭髪に呆けた顔。筋肉質ではない体はほっそりしている。それでも上坂庄治監督は元JPBの選手だ。

独立リーグの監督およびコーチ陣は元JPBの選手が大半を占めている。話題性が欲しい球団と、指導者としてのキャリアを積みたい元JPB選手のマッチングが上手くいっているからだ。

上坂の簡単な挨拶の後、佐渡からチームの方針、チームの指揮系統、春季キャンプの予定といった必要事項を話し終え、野手と投手に別れて全体練習が始まった。

練習のさなか、加治屋を含めた定年組をとりまく空気は独特な緊張感に包まれていた。誰もが違和感に気づいていたが、口にはしなかった。

練習時間の定刻が過ぎたクラブハウス前。星から初日だから、という理由で加治屋は食事に誘われた。

「あと一人ぐらい誰か誘おう」加治屋は言った。

「そうだなぁ……」

辺りに視線を向けた星は「おっ」と反応する。

今季から投手としてチームに加わった皆川圭司の姿があった。

守備位置は投手でビリオンスターズの抑え候補。顔の造形は薄く、美形。性格も程よく軽く、周りからの評判はいい。

「これから飲みにいくけど来るか?」星は皆川を呼び止めた。

いいっすね、と皆川は待ってましたといわんばかりに、

「どこに行きますか?」

「とりあえず、ついてこい」

三人がその場を後にしようとしたとき、「私も連れてって」とカタコトの日本語で呼び止められた。

声の主はサムエル・マータイ――ケニア出身の選手で、ポジションは外野手。すらっとした身体に骨ばった顔つきが特徴だ。

「山野食堂に行くでしょ?」マータイは言った。

「あったりー」星は言った。

「そこ有名なんですか?」

皆川の質問に星は自分のことのように自慢気に答えた。

「俺たちのなかじゃ超有名だから。飯が安くて多くてうまい」

「最高じゃないですか」

人通りがまばらな繁華街の外れに山野食堂はある。閑散としたシャッター通りに灯る一点の提灯。腹を空かせた四人は灯りに吸い寄せられた。

引き戸をあけると、「いらっしゃい!」と店主の挨拶が響く。

店のなかは四十人入れば座れなくなるほどの空間。壁にはビリオンスターズに所属する選手のサイン色紙が掛けられていた。

ビリオンスターズの関係者は料理が割引されるので、収入の少ない選手たちはとても重宝している。

それぞれが一通り注文を済ませると、さっそく皆川はマータイに話しかけた。

入団して一年目の皆川にとって、チームのことを知るチャンスなのだろう。興味津々といった面持ちだ。

「マータイさんってケニアの人ですよね? どうして日本で野球をやろうと?」

「野球好きだった。でも、ケニアにプロ野球ない。日本ならお金もらいながら野球ができるって聞いたから」

「マータイは家族に仕送りしてんだよな」星は言った。

すごいっすね、と相槌を打つ皆川にマータイは、

「すごくない。家族を大切にするのは当たり前」

「それにしても日本語うまいですね」

「そりゃ、加治屋が教えてたからな」星は言った。

十六歳のときにケニアから来日したマータイの世話をしてきたのは加治屋だった。野球の基礎だけではなく、食生活や礼儀作法も加治屋が教えてきた。

そうなんですか、と驚く皆川を加治屋は宥めた。

「他に教える人がいなかっただけだから」

「加治屋は世話好きだからね!」

山野食堂店主の山野光が会話に加わった。油や汗が染み込んで黄ばんだ調理服から芳醇な油の香りが漂う。

「それよりニュース見たよ」調理を奥さんに任せた山野は話に夢中になっていた。

「二十六歳でクビだなんてひどい話だよ。加治屋も星もウチで続けてよ。これからも雇ってもらえるようにオーナーに言っとくから」

山野は胸を張って、

「なんたってウチの店もスポンサーだからね!」

ビリオンスターズのような独立リーグの球団は地域の企業からの支援が主な収入源であり、山野食堂もスポンサーの一つだ。小さな企業、団体から多くの支援を受けて独立リーグは成り立っている。

おりから、ガラガラと引き戸が鳴る。一人の男が暖簾をくぐってきた。

加治屋と同期入団した安宅成靖だ。身長は高く、隆々とした身体は鍛練の証。スポーツマンの肉体だ。

安宅と加治屋はこれまでに話した回数は少なかった。一度だけ話す機会があったが、安宅にはプライドが高いきらいがあったので、加治屋は苦手としていた。

「……よぉ」

「……うす」

二人のぎこちないやりとりを見ていた山野は呆れていた。

「なんだい二人とも。チームメイトなんだから仲良くしないと」

加治屋も安宅も愛想笑いで場を濁す。

「それにしても奇遇だね。ビリスタで二十六歳を迎える三人がここに集まるなんて」山野は加治屋、星、安宅を見遣った。

「あえて聞いちゃうけど、もし今年のドラフトにかからなかったら三人はどうするの?」意地の悪い顔で山野は尋ねた。

「別リーグで野球を続けます」

「俺も」星と安宅の返事は早かった。

「だよねぇ」

「そういえば同じようなことミーティングのときに話してたよな。……加治屋は結局、どうすんだよ」星は加治屋に視線を向けた。

「続ける……かな?」

加治屋は嘘をついた。今シーズンで駄目なら区切りをつけることは真田にしか伝えておらず、周りには話すつもりもない。これからシーズンを戦っていく仲間の士気を不本意に下げたくないからだ。

「微妙な返事だな」

「もしものことばかり考えても仕方がないってことでしょ……って、自分で話題を振っておいてなんだけどね!」

山野の奥さんが料理を運んできたので話は一時中断となった。

洋食から和食まで取り扱った豊富なメニューは選手たちの舌を唸らせるには充分だった。食後、スマートフォンを懸命に操作するマータイに皆川は尋ねた。

「誰に連絡してるんですか?」

「母さんに今日の出来事を報告してる」

「すごいですね。俺なんかこっちに引っ越してから家族に連絡してないですよ」

「マメに連絡を取り合うことは大切だぞ」

「彼女持ちの奴は説得力が違うねぇ」星は加治屋を茶化す。

「加治屋さんって彼女いるんですか。俺にもモテるコツを伝授してください!」

「彼女がいるからってモテる訳じゃないからな……」

加治屋一同は話を続け、閉店時間ちょうどに店を出た。

「いい店っすね。料理も店の人も」酔って顔を赤らめた皆川は言った。

「JPBに移籍することにも反対しないからな。その辺のことも理解してくれてる」星は言った。

「……俺たちの最終目標はJPBに行くことですからね」

これから練習と練習試合を繰り返して、オフの期間に鈍っていた体と心を最高の状態に仕上げる。春季キャンプが始まって一ヶ月もすれば、選手と監督、コーチ陣は緊張感が高まり、ファンにとっては待ち遠しい、年間七十試合のBSリーグが開幕する。



開幕を明日に控えた加治屋は真田と野球の話になった。

「あれ? 明日から開幕試合だっけ?」

「そうだよ」

知らなかった、と真田は、

「独立リーグってホントにニュースにならないね」

「一応、テレビ局の取材はあったよ。今日、放送してた」

「えっ! テレビでてたの?」

「……俺が喋ってたところはカットされてた」

あちゃー、と真田は軽々しく返す。

前シーズンも同じ目にあったことを二人は思い出していた。世間の興味は元読切軍の上坂監督に集中しているので、選手への注目は薄い。

それでも、シーズンが始まれば試合結果と内容を放送してくれる。世間ならびにJPB球団のスカウトに注目して欲しい選手の身からすればありがたい。

「どんどん活躍してアピールすればいいんだよ!」

「ああ!」

真田が作ったカツカレーを食した加治屋は明日の支度に入った。

試合の前日、スパイクを磨くのが加治屋の習慣となっている。大人一人座ってしまえば塞がれてしまうほど狭い玄関で念入りにスパイクを磨く。単調な作業を続けていると、頭がすっきりしてくる。

加治屋は昔のことを思い返していた。

都内の大学を卒業後、ビリオンスターズの本拠地であるこの地方に真田とともに引っ越してきた。二人で暮らすには少々手狭なアパートの一室を借りて早四年。早々にJPB球団と契約して引っ越すつもりでいたが、その日はまだこない。

「いつもの靴磨きですか?」洗い物を終えた真田は言った。

「大して汚れてはないんだけど、きれいにしておかないと落ち着かなくて。験担ぎみたいなものさ」

「それはそれは、ご苦労様です」真田はほろ酔い気分で絡む。片手には缶チューハイ。

普段は飲まない彼女だが、祝い事やストレスが溜まったときに酒を煽る癖がある。今回は独立リーグ開幕戦前夜という理由ですでにお気に入りの缶チューハイに手をつけていた。

「もう開幕かー」

と、真田は加治屋の背中によりかかる。「危ないぞ」と加治屋の注意に従ってすぐに身を引いて、今度は背中合わせに座った。

「……がんばってね、カジくん」

「もちろんだ」

「勝利のブイサイン!」真田はピースサインをした。

加治屋がJPBでお立ち台に上がったときのために二人で考えたパフォーマンス。

ぶい、と真田とピースサインの指を合わせる。

「この決め台詞使う日はもうすぐだよね!」

「おう!」



試合前の全体練習とミーティングは終わり、いよいよ開幕戦が始まる。

試合までに心と体の準備を終えた加治屋と皆川はベンチへ向かっていた。

途中、球場の関係者用通路にハッピを着た坊主頭の男がうろついていた。誤って入ってきた観客の一人だろう。皆川は注意した。

「ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ」

「バカっ! その人はオーナーの下村さんだぞ!」加治屋は言った。

「えっ?」

ビリオンスターズのオーナーである下村甚大は記者会見といった公の場に出るときはスーツを着る。だが、球場に赴くときはビリオンスターズのロゴが入ったハッピを着て球場の売り子をしている。事情を知らなければ分かりづらい。

皆川はこれまでに下村と面識はあったが、スーツ姿の下村としかあったことがなかった。間違えても仕方がない。

別にいいよ、と下村は怒っていなかった。人違いされるのは慣れているらしい。

「今日は売り子できてるから。加治屋君も皆川君も開幕戦、期待してるよ」

下村はそのまま観客席に向かった。

皆川はその後ろ姿が見えなくなるまで待ってから、

「オーナーまで現場で働いてるのってやばくないですか?」

「ああやって営業活動してるんだよ。お客さんのなかに未来のスポンサーがいるかもしれないだろ。……下村さんの場合は単純に遊びにきてる感覚だろうけど」

「深いっすね」

「全然、深くないよ……」

関係者用通路を抜けて、加治屋と皆川はグラウンドに出た。

四月の夜はまだ肌寒い。ナイターの照明に照らされ、何重にもなった影法師は鮮やかにフィールドを彩る。監督同士のオーダー表の交換も終わり、試合開始五分前。

自軍の内野席には三千人分の席があるが、観客は五百人程度。観客よりも空いている席が目立ってしまう。

皆川はベンチ裏を見上げて、ため息を漏らす。

「少ないなぁ」

「でも、ゼロじゃないだろ?」

「加治屋さんってポジティブですよね」

「応援する人が一人でもいればそれに応えるのがプロだからな」

「……そうっすよね。金払って俺たちの試合を観にきてくれてるんですよね」

「試合に勝ってファンを満足させて、その上でいい成績を残してスカウトにアピールするんだよ」

「先発の星さんならともかく、中継ぎ抑えの俺たちは中々アピールし辛いですよね。接戦で打たれれば負けがつくし、抑えてもホールドとセーブしかつかないから個人タイトルも先発投手に比べてもらいにくいし……」

「後ろ向きな考えだぞ」加治屋は皆川の帽子を軽くはたいた。

と、試合が始まりそうだったので、二人は慌ててベンチに引っ込んだ。



ビリオンスターズ対オラクルエレフィンズ。

一対三でオラクルエレフィンズの勝利。

「負けちゃいましたね」

加治屋の出番はなかった。

敗因は勝負所で上坂監督が登板したこと。甘く入った変化球を打たれて決勝点を献上した。

四十代後半であるにも関わらず、上坂は監督兼選手として在籍している。しかし、投げる球はすでにJPB時代に比べて劣っている。本人は頑なに認めようとしないが。

「荷物をまとめたら外に出るぞ」

加治屋の呼びかけに皆川は意外そうな顔をした。

「えっ? 今から帰るんじゃないんですか?」皆川は帰り支度の手を止めようとしなかった。

「今から応援してくれたファンを見送りに行くんだよ」

「見送り?」

「…………とにかくついてこい」

球場の正門前。試合に負けても上坂のもとにはサインを求めるファンが群がっていた。

上坂の人気がビリオンスターズを支えている一面をまざまざと見せつけられる。それもあってか、オーナーも選手も上坂の采配には文句を言えなかった。

「いやー、あの場面は加治屋が登板すればよかったんだよ」ビリスタのユニフォームを着た山野は言った。

加治屋は笑って誤魔化した。その通りとは言えなかった。

「出番があれば抑えますから」

「かっこいいねー!」

選手と観客が話し込む姿に皆川は理解できなかった。

野球選手は憧れの存在――ではなく、身近な存在として成り立っている。加治屋も初めは慣れなかったが、今では手慣れたものだ。

一時間程度の談笑を終え、ファンも去っていった。オーナーと一緒にビリスタの選手たちはグッズの片付けを始める。

「選手もこんなことするんですね」皆川は言った。

「ボランティアさんも多くはないからな」

「大変っすね」

「野球ができなくて辛い思いをするよりましだろ」

「…………その通りっす」

加治屋が帰宅したのは深夜だった。ユニフォームを洗濯機に入れて、寝てしまわぬうちにスパイクの手入れを始めた。

起きていた真田はすでに缶チューハイを一本空けていた。

「明日、起きれなくなるぞ」加治屋は言った。

「大丈夫でーす。明日は有給で休みですから……登板しなかったんだね」真田はインターネットの速報を見ていたようだ。

「ああ。でも、次の試合では出番があると思う。一応、勝利の方程式に組み込まれてるから」

「……自分で言う?」

「そのほうが伝わりやすいだろ」

翌日。加治屋の予想は的中した。

ビリオンスターズ対オラクルエレフィンズは五対四でビリオンスターズが勝利した。勝利投手は加治屋投手。

七回一点ビハインド、一塁が埋まった場面で登板して、三人の打者を無安打に抑えた。七回裏にビリオンスターズが逆転して、加治屋は八回まで完璧に抑えた。

「勝利投手おめでとうございます!」

帰り際、皆川からの祝福に加治屋の頬が弛む。

これまで勝ち投手になったことはたくさんあるがやはり嬉しい。

「今日は上坂監督、投げなかったですね」皆川は言った。

「あの人はチームが負けてると投げないから」

「……どちらかというと負けているときに投げて欲しいですよね」

「……監督の前で絶対言うなよ」

これからシーズン終了の九月まで戦うことになる。

加治屋にとって忘れられないシーズンが始まった。

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