2.リリーサン

 私の学校には、ある人形がある。

 その人形は、夜中、学校中を歩きまわるという。それで私は行った。

 夜中の学校へ。

 でも、それらしきモノはない。

 すると……

「ねぇ、あなたリリーとアソブ? アソボ? アソボ? アハハハハハ……」

 それは……古びてようふくもボロボロで、まったくていれもされていないと見られる、フランス人形だった。

「っ……!」

「リリーとアソンデくれないノ? アソンデヨ……。イヤダ……イヤダ……!」


「あそぼ?」

「リリーとアソンデクレルノ? ウフフ、ウレシイナ。ウフフフフ。アハハハハ!」

「じゃあ、何してあそぶ?」

「カクレンボシヨ。リリーヲ見ツケタラアナタノカチ。何デモイウコトキクヨ」

「いーち、にー……さーん、しー、ごー、ろーく、ひーち、はーち、きゅーう、じゅーう! もーいーかい?」

「モーイーヨ」

 まずしょくいんしつ。次にクラス全部。音楽室、理科室……。

 図工室。そこには、はこにはいったリリーのすがた。すすだらけのはこから出して……。

「リリー、みーつけた」

「フフ、見ツカッチャッタ。ナンデモイウコトキクヨ」

 リリーはそういった。なやんで……なやんで……。なやんで見つけた。私のねがい。


「……。ねぇ、リリー。えらんで。私の人形になりたい? それとも、私の妹になりたい?」

「リリー、じゆうになりたいの。妹になりたい。あなたの妹に!」

 そしてリリーは私の妹になりました。

「てんこうしてきた、のざわリリーです。フランスで生まれました、のざわりかちゃんの妹です。なかよくしてね!」

 ある人がこういった。

「ねえ、フランスごはなしてみてよ」

 みんながあつまってそれはきこえなかった。でも、いみはわかった。

「私トアソボ」


 リリー人形は、昔(せんそうじだい)に、こどものためにかったにんぎょうが心をもったもの。

 むししたりしたせいでひとみは黒く、ふくはすすだらけになった。

 でも、またあいじょうをこめたらよけいにかわいくなっていくはず。

 リリーをかわいがらないと、前よりひどくなっちゃうかも……。



※怒涛の展開ですね。笑って下さい。

 でもリリーが幸せなら……まあ、いっか(思考放棄)



解説(という名の感想)


 もう意味わかんねえな……分かる人おる?いないよこんなの……

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