第5話 覚悟

 そもそも妖精の言ったことは本当に出来るのだろうか。三年前の最後の冬のさよならの日へ戻れるのだろうか。そう青年剛は考える。


 純子さんに会いたい剛。


 もしも、妖精の言ったことが本当に出来るのならば。また、純子さんと、ずっと一緒に居たい、告白をしたい。青年剛はそう思う。


 しかし、失敗=失恋だとしたら?


 悩む青年剛。妖精は剛の答えを待つ。


 青年剛は覚悟を決めた。

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