第1話 二十三歳
いろんな女性に出会ったけれども、純子さんを忘れられない青年剛。二十三歳。魅力的な女性たちなのに、剛は心が純子さんの方へと、しかし、もう会うことは出来ない。
すぐにいろんな恋が冷めていく。剛はフリーター、マッチングアプリで出会いを求めるけれども、やっぱり純子さんのことを忘れられない。剛は不誠実である。
もしも純子さんに再会出来たら、そう剛は思う。日々のさびしさが埋まることはない。
あの日のさよならが最後だった。
突然の、なんの前触れもなしに。
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