第5話 そうか



 聞いた時


 そうかと思った


 それを聞いてしまった時


 そうだったかと思った


 残念だなぁ


 残念だが


 わかるもん


 もんもんもん


 地獄へ向かって


 天獄へもいく


 欲張りなのかと問いかける


 強欲なのかと問いかける


 どうしてなんだ?


 わからない


 こればっかりはしょうがない


 そうか


 そうか


 そうなのか


 聞いたふりして


 いやしないか


 そうだ


 そうかも


 そうなのか


 知ったかぶりは危険だぞ


 ここから先へすすむには


 ここから先を歩くなら


 そうか


 そうだ


 そうか?


 そうさ


 三日月よ


「俺の頭上でゆかいそうに」


 笑ってるじゃないか


 ずいぶんと期限のなさそうな


 奴らだな


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

不思議詩集3 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ