第6話 閑話 アルフォンス王子の幸福と転落
私はラスヴェート国の第2王子として生まれ、アルフォンス・ヴァン・ラスヴェートという名を与えられた。
ただ、第2王子という立場というものは、王太子のスペアの意味合いが強い。私が物心がついた頃には義兄である第1王子が王太子として立っていた。それは当たり前だと言えるだろう、なぜなら第1王子の母親は隣国パキラ聖王国の王女で、今は国王陛下の隣で王妃として政治の一端をになっている人であり、方や私の母親は辺境伯爵家の次女が第3側妃として王家に嫁いできただけなのだ。どうしてもここに格差という物が生じてくる。
そう、私と王太子である義兄とでは皆の態度が違うのだ。誰もが義兄が優秀だと褒め称えるが、私は出来て当たり前。まだそれだけならいいが、王太子はこの課題など1時間で終わらせたとか、王太子は5歳の時に終わらせた物だとか、何かと比べられるのだ。
そして、義兄に対し大の大人がヘコヘコと頭を下げ媚を売っているが、私に対してはコソコソと陰で何かを言っているのだ。きっと悪口なのだろう。
そんな日々が続いたある日、母からの呼び出しをうけたのだ。
「アルフォンス。お前の婚約者が決まりました」
挨拶もなく、お茶でも飲んでいきなさいとでも言うように、母から出た言葉は私に婚約者が決まったということだった。
「婚約者ですか」
「ええ、あの王太子より劣るお前にはうってつけの婚約者です」
その言葉にイラッときたが、誰もが認めることなので反論はできない。
「スラヴァーグ宰相のご令嬢のスラヴァーグ公爵令嬢です。彼女はそれは優秀だと、耳にしています。教師顔負けの知識量だと」
これは不出来な私に優秀な婚約者を与えておこうということなのだろうか。
「しかし、スラヴァーグ宰相から了承は得たものの、条件を付けられのです。一つはお前が成人までに何かしらの功績を残せば、新たな公爵家を立ち上げてもいいと、そうでないのならお前がスラヴァーグ公爵家に入るようにという条件です」
ん?別に何も問題はないだろう。結局のところ私は公爵の爵位を賜るということだ。
「スラヴァーグ宰相はご令嬢を手放したくないということでしょう。しかし、優秀と噂高いスラヴァーグ公爵令嬢と共に、陛下とスラヴァーグ宰相から認められる功績を作ればいいのです。わかりましたね」
ああ、スラヴァーグ公爵令嬢を使えということか。優秀というならそれぐらいは簡単にしてくれることだろう。
本人に会えば快く私に仕えてくれると了承をしてくれた。ふん!優秀と言われる者は違うな。
スラヴァーグ公爵令嬢は言葉通り、私に仕えてくれた。いや、私の仕事を全て請け負ってくれた。
そして、私に『〇〇地方の河川の整備云々』だとか『〇〇街道の整備云々』だとか私には理解不能なことを言い出してきたのだ。必要な理由を書面で提出してくれたのだが、何が書いてあるかさっぱりわからない。本当に彼女は私と同じ年なのだろうか。
少し経つとよく義兄である王太子と共にいる姿を見かけるようになった。私の婚約者と何を話をしてるのだろうと、近寄って聞き耳を立ててみると、『税の徴収が···』とか『第3区画の調整を···』という、またしても私には理解できないことを話していた。時々、スラヴァーグ公爵令嬢の侍従に『近づき過ぎている』と小言を言われながら。
ふん!優秀な者同士通じるものがあったのだろう。本当に腹立たしい。
イライラする日々に終止符が打たれたのは、ランプロス学園に入学して、彼女に出逢ってからだった。
優秀な義兄と比べる者が居ない日々に少しは心が満たされた頃、笑顔が素敵な彼女に出逢った。
出逢いは、ただ礼拝堂の場所を尋ねてきただけだった。学園の地図を逆さに持ちながら、迷っていたらしい彼女は、平民だが特待生として学園に入学してきたようだ。平民という言葉に忌避感が湧き、私は簡単に行く道を説明し、その場を去ろうとした。私が適当に説明をしたにも関わらず、笑顔で礼を言って背を向けた彼女の姿に、雷にでも打たれたような感覚を感じた。
美人かと問われれば、あの公爵令嬢の方が容姿は整っているだろう。
ピンクブラウンの髪をあごの当たりで切りそろえるなど、貴族の令嬢では考えられない髪型であるし、月の様な金色の瞳が目を引くことではあるが、日に焼けた肌に化粧をしていない。これも今まで見てきた貴族の令嬢たちとは違う。
そして、私に見せた屈託のない笑顔。きっと私がどういう立場の者か知らないのであろう。
去っていく彼女の姿がまぶたの裏に焼き付いていた。私の胸は今まで感じたことのない想いで満たされていた。ただ、その時の私はその気持ちを何と言葉にして良いかがわからなかったのだ。
それから、不思議なことに彼女と遭遇することが多くなった。この広い学園内でだ。そして、互いに自分のことを話すようになっていた。
彼女の名はロザリーと言った。王都からかなり離れた村から来たらしい。何でも聖魔法が使えるということで、この学園で特待生として在籍しているのだという。
ロザリーは私に色々なことを話してくれた。
平民と貴族の格差。平民が一生懸命働いても、賃金は貴族が持っている小さな宝石の価値にも満たない。今まではパンとスープのみの暮らしだったが、ここではいろんな物がお腹いっぱい食べられる。貴族は贅沢だ。
そんな言葉を聞いた。
結局、義兄も婚約者も民の実態など知らずに物事を決めているのだ。民が苦しんでいるのなら税をなくしてしまえばいい。小麦など金を払わなくても手に入るようにすればいいのだ。
ああ、それがいい。そうすれば、これは私自身の実績として評価されるはずだ。
そのことをスラヴァーグ公爵令嬢に草案を作って私に提出するように命じれば
「殿下は国の財源をどこから調達しようとお考えなのでしょうか?」
と、生意気にも反論をしてきたのだ。
「殿下。国の財源は例えば壊れた橋の修復や街道の整備等に使うのですが、その修復は国がしないとなると何処が修復をおこなうのでしょう?そして、穀物が収穫できなかった際に国の備蓄を開放するのですが、備蓄ができないとなると民が飢えることになります。その辺りのことは殿下はどうお考えなのですか?」
と、理解不能なことを言ってきたのだ。私が理解できない言葉を並べ立てて、私を馬鹿にしているのだ。やはりスラヴァーグ公爵令嬢は私を苛立たせる存在だ。
それと違ってロザリーは私のことを凄いと褒めてくれる。貴族の令嬢の何を考えているかわからない笑みではなく、太陽のような明るい笑顔を向けてくれる。
その笑みを向けられる度に私の胸は高鳴るのだ。ああ、これが恋というものか。
しかし、私にはスラヴァーグ公爵令嬢という婚約者がいる。あの、優秀だが優秀過ぎることで私を苛つかせるしかない婚約者だ。婚姻をすれば私はまた優秀な妻というものに苦しまなければならないのだろう。この穏やかな日々は失われてしまうのだろうか。
「貴族の方々は大変ですよね。婚約者なんているんですもの。平民は愛する者同士が結婚するのですよ」
ロザリーは私に笑顔を向けながら教えてくれた。
「愛する者同士が家庭を持つなんて幸せでしょ?」
そうだ。幸せだ。私も幸せになってもよいだろう?しかし、ロザリーを妻にするのであれば、身分的に愛人か女妾になってしまう。平民は正妻にはできないのだ。
「そうですか。じゃ、身分の差なんて無くしてしまえばいいのです。みんな一緒。差別なんて無く一緒になればいいの。国民の代表者が国を治める民主主義国家にすればいいのよ」
ロザリーは凄い!そうだ。身分など無くしてしまえばいい!そうすれば、あの義兄もあの公爵令嬢も王族や貴族ではなくなり、偉そうにすることはなくなるだろう。
「アルフォンス様は第2王子なのだから、国の代表者になって国を治めるの。あ···私、凄くいい提案出しちゃった」
そうか···そうだ。俺は第2王子だ。馬鹿にされていい者ではない。俺がこの国を治めればいいのだ。
まずはあの公爵令嬢との婚約を無くさなければならない。その次が義兄だ。俺を馬鹿にしてくれた報いは受けなければならない。
そして、俺はロザリーと共にこの国を治め、幸せになるのだ。
そう、この穏やかな日々を続けることが俺の望みだ。
「シャルロット!貴様は王子妃としての資格はない!貴様との婚約は破棄だ!」
全て準備は整った。俺はスラヴァーグ公爵令嬢との婚約を破棄するべく、言い逃れできない状況を作り上げた。
この様に大勢の前での婚約破棄だ。己の行った罪の愚かさを認め、俺の前で膝をおるといい。
しかし、なんだ?その意味がわからないという顔は。また、俺を馬鹿にしているのか!
「貴族の婚姻に家族としての情は持ち合わせましても、色恋を求めるなんて思いもよらないことでしたので」
優秀だと言われているが、人としては愚かな考え方を持っていたようだ。
「貴様は愚かだな。愛する者と家庭を築くことは当たり前のことだ」
「きゃ♡ヴァンさま」
そう、俺の側にロザリーが居て、他の者たちがいてくれるが、お前の側には誰も居ない。それが答えだ。お前は人としては不出来な存在だったのだ。
「それではアルフォンス殿下は身分を超えてロザリー様との婚姻を望まれるということでしょうか?」
そうだ。それが、俺が、この国が、民が、幸せになる唯一の未来だ。
「ではアルフォンス殿下は差別を否定するということなのですね」
「当たり前だ!」
「貴族も平民も皆平等だと?」
「そうだ!」
俺は初めからそう言っているではないか!階級制度など人を愚かにするものだと、お前自身が証明しているではないか!優秀だと言われているが、所詮己の立ち場に慢心して、結局誰もお前を擁護するものなど現れない。第2王子の婚約者という立場から落とされたお前に価値などないのだ。
「そうですか。殿下は平民になりたいということですので、婚約破棄は承りますわ。どうぞ、お幸せに」
「誰が平民になりたいと言った!俺はこの国の第2王子だぞ!」
そうだ。俺はこの国の第2王子なんだぞ!俺に逆らえばどうなるか、わからせてやろう!
「貴様が平民に落ちればいい!身分剥奪の上、国外追放だ!衛兵!シャルロットを取り押さえろ!」
俺が命じれば、扉から兵がなだれ込んできた。これで、お前もおしまいだ。さっさと、俺に膝を折れば婚約破棄だけで済んでいたというのに、本当に愚か者だったんだな。
·····なんだ?これは?俺の目がおかしくなってしまったのか?
目の前で繰り広げられている異常な光景に、俺は斜め後にいるジークフリートに『お前の義妹はどうなっている!』と声をかけようと視線を向ければ、なぜ、そんなキラキラした目をスラヴァーグ公爵令嬢に向けているのだ。もしかして、驚いていないということは、これが当たり前なのか?
いや、人は宙を飛んでいかない。天井で跳ねて地面に激突していかない。回転しながら壁にめり込まない。
あの扇がおかしいのか?スラヴァーグ公爵令嬢がおかしいのか?
もしかして、次は俺にあの扇を向けられてしまうのか?
「アルフォンス殿下」
「な··なんだ」
俺にその扇を向けるつもりなのか?
「先程、婚約破棄を承りましたが、今思い返せば、これは王家とスラヴァーグ公爵家の契約ですわ。殿下は国王陛下からその許可をいただいていらっしゃるのですよね?」
「あ·····ああ」
向けられなかった。命は取られないで済んだ。
ん?国王陛下の許可?父上からなんの許可を得る必要があったのだ?ロザリーとの婚姻の許可はこれから取ればいいのだろう?
「まぁ、そういうことでしたら、喜んで承りますわ。それでは、アルフォンス殿下。ごきげんよう」
スラヴァーグ公爵令嬢はそう言い残して、背を向けて去って行った。婚約を破棄して正解だ。あんな暴力的な妻など御免だ。
「ヴァルさまー。よかったですねー」
あ···ああ、そうだ。目的の婚約破棄はできたのだ。皆が俺とロザリーとの婚姻を祝福してくれることだろう。差別のない素晴らしい国を作っていくのだ。
そして、俺は南の辺境の地で剣を片手に魔物の討伐をさせられている。どうして、このようなことになってしまったのだ?
「おい!新入りさっさと足を動かせ!ったく本当に使えねーな」
「俺は第2王子だぞ!」
「おお、そういう妄想をしていることは聞いているが、お前はタダのアルだ」
「妄想ではない!」
「お前は言ってはならねぇーことを言ったんだ。その報いは己の体で受ければならんと何度も言っているだろーが!」
くっ。ここ一週間、俺の教育係となった壮年のシワが目立つ、厳つい隻眼の男に何度も言われていることだ。
しかし、俺は納得できない。
そう、あの義兄の言葉にもだ。
「アルフォンス。お前は何をしたかったのかな?」
「俺はロザリーと共に差別のない国を作りたいだけだ」
「差別がない国ね。それは難しいことだね」
貴族制度を廃止すれば問題ない。そして、ロザリーが語っていた民主主義というものにすればいい。
「例えば、着ている衣服一つとってもそうだけど、ある人物には買える衣服だけど、ある人物にとっては手が届かない衣服だったるする。そこに格差が生まれてしまう。仕事もそうだね。自分の能力にあった職につけば、発生する賃金も違ってくるだろうね。これは能力の差別化だ。これを解消するにはどうすればいいと思うかな?アルフォンス」
義兄は何を言っているのだろうか。人々が違う衣服を着ていることは当たり前じゃないか。仕事に賃金が発生するのも当たり前。いったい義兄は何を聞きたいのだ?
「わからないかい?」
また、俺を馬鹿にしているのか!
「差別がない国というものはね。着る服も皆同じ、違う職についても発生する賃金も同じ、食べる物も皆同じにしなければならない。そう、全てが平等なんだよ。それは幸せかな?よく考えてみなさい」
いや、俺は牢獄の話なんてしていない。義兄は何を言っている?
「それよりもロザリーはどこです?」
俺がロザリーの居場所を聞くと義兄は困ったような顔をする。俺は居場所を聞いただけじゃないか!ロザリーは俺の唯一なんだ!
「スラヴァーグ宰相。アルフォンスが元に戻っていないけれど?」
義兄が婚約者だった女とそっくりな顔立ちの、この国の宰相に聞いている。俺が元に戻るってなんだ?
「おかしいですね。他の者達はこれで正気に戻ったのですが、これで戻らないとなると元々の彼の性質だということになるのでしょう」
二人は俺に付けられた腕輪に視線をむけている。
これは、ロザリーと共に学園から戻り、父上に婚姻の許可をもらおうとしたところを近衛騎士に押さえつけられ、腕輪をつけられたのだ。その隙にロザリーは何処かに連れて行かれてしまった。
「アルフォンス。残念だよ。そこの近衛騎士、アルフォンスを牢に連れて行きなさい」
「はっ!」
「義兄上!どういうことですか!なぜ、俺が牢になんて!」
まるで俺が犯罪をおかしたかのように扱われるなんておかしすぎるだろう!
「追って沙汰は伝える。お前はしてはいけないことをしてしまった。なんのためのスラヴァーグ公爵令嬢との婚約だと思っていたのだ?国王陛下と第3側妃の思いもわからずに勝手に婚約破棄など···せめて父上に許可は、もらうべきじゃなかったのか?」
あ、あの時に聞かれた国王陛下の許可というのは婚約破棄のことだったのか。しかし、あのスラヴァーグ公爵令嬢との婚約なんて、不出来な俺に優秀だと言われる公爵令嬢を充てがっただけだろう?それ以外のなんの意味があるんだ?
「そして、お前の発言だ。色々あるがこれが世界の思惑というものであったのなら、庇いようもあったが、お前自身の言葉だとすれば、危険視され排除される対象になってしまう。命だけは助けてもらうように掛け合ってみるが、期待はしないでくれ」
義兄はそれだけを言って、スラヴァーグ宰相と部屋を出ていき、俺は窓に鉄格子がはめ込まれた部屋に連れて行かれてしまった。
そして、俺は身分を剥奪され、辺境の地に飛ばされてしまった。そこで、人々の脅威となっている魔物の討伐を命じられたのだ。今までまともに剣など振るっていなかったのに、いきなりゴブリンを倒せと言われて、戦えるわけないだろう。
俺が戦えないとわかると、教育者という男をつけられたのだが、絶対にこいつは俺を殺す気だ。
一日にいったいどれだけ歩かせる気だというぐらい歩かせられる。人が通ったような跡があるだけの道は道とは言わない。剣を持ったまま岩になんて登れない。足が沈み込むような沼地は戦う場所じゃない。絶対にこの男は俺を殺す気なんだ。
あれから1ヶ月経ったが、ロザリーはどうしているだろうか。兄上からは最北の修道院で治療師として働いてもらうと聞いた。聖魔法の使い手だからといって、北の国境は隣国との小競り合いが続いていると噂を聞いている。そんなところにロザリーを行かせるなんて、なんて酷いのだろう。俺はあの太陽のような明るい笑顔を見ることは、もう叶わないのだろうか。
他の取り巻きたちは婚約者から婚約の解消を願い出されて、了承をしたらしい。いや、ただ一人シュロスだけは違ったようだ。あいつの婚約者はスラヴァーグ公爵令嬢とよく共に居たフィーディス侯爵令嬢だ。あの令嬢もよく俺に冷たい視線を向けてきた。シュロスとよく似た侍従を背後に連れて。
ああ、そういえば、こんな噂があったな。シュロスが婚約者となった理由は、侍従と似ていたから選ばれたのだという噂が。まぁ、嘘か本当かは知らないが、ハイメーラ伯爵は銀の鉱山と共にシュロスをフィーディス侯爵令嬢に引き渡したらしい。
「おい!新入り!何をボサッとしている!さっさと、とどめを刺せ!」
いや、さっきお前が俺に投げつけてきた剣で大木に縫い留められて、魔物の餌になりそうだった俺にとどめを刺せと?この第2王子である俺を呼び餌にしたのだぞ!謝るのが先だろう!
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王子は元から色々拗ねらせた、おバカでした。おバカな子でも、ある程度の爵位を与えようと、国王と第3妃は画策し、シャルロットに目をつけたのでした。
おバカな子でも周りがしっかりしていれば、大丈夫だろうと。
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