三途
頬を伝う涙が見えようか
これは呪いだ
あるいは夥しい血の跡だ
他人のように己を見切り
己のように他人を助く
この屈折した営みを
呪いと言わず何とする
月は母を孕み
星は子を川に流す
六文銭の渡銭
卒塔婆を崩す稚児の声
ひとの為に行き着く先は
己の望む終わりになるか
ひとに尽くす心根は
己の望むことなのか
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