ストーリー9:恐怖の狂科学者
チャプター1
そこへ、レイドがやって来た。
「シャーサが敗れました。」
「そうか。理解った。レイド。このサラマンダーとかいう怪獣を知っているか?」
「はい。ですが、知っているのは、名前ぐらいだけです。」
「名前だけか。仕方ない。私の幻衝力でも与えて育てるとしよう。」
「その必要は、無い。街や森林を破壊した時の炎が、私の力の源となる。」
「サラマンダー。私と手を組まないか?」
「やめておく。封印を解いてくれたのは、ありがたいが、協力は、出来ぬ。」
サラマンダーは、空の彼方へ飛び去った。
「仕方ない。レイド。Dr・ブレイクの研究所へ行って来る。留守を頼む。」
「仰せのままに。」
真は、研究所へ向かった。
チャプター2
その頃、真は、Dr・ブレイクと呼ばれている人物を訪ねていた。
「Dr・ブレイク。用件がある。」
「おお。これは、これは。鬼獣 真警視総監。何の御用で?」
「ラークとシャーサの欠片を使って、幻衝怪「ラクシャーサ」を誕生させてくれ。」
「五百万で引き受けよう。何せ、私の実験は、世界一危険なのでな。クククッ。」
「理解った。任せたぞ。」
真は、欠片を手渡してから消えるように去って行った。
チャプター3
「ラクシャーサか。面白い。真の奴、この私に任せるとは。良い奴だ。」
Dr・ブレイクは、欠片を培養した。
「今のうちに、実験道具の準備でもしておこう。クククッ。」
しばらくすると、欠片は、ゲル状に変化して沈んだ。
「早速、実験開始だ。フハハハーッ。」
Dr・ブレイクは、ラクシャーサ作りを開始した。
「これを加工して、合体してと。もうすぐ、完成だ。ヒャハハハッ。」
チャプター4
そこへ、レイドがやって来た。
「Dr・ブレイク。良い実験体が居ます。月虹 激という人物です。」
「レイド。理解った。そいつを捕獲しに行って来るから、留守を頼む。」
「了解。それで、このラクシャーサは?」
「クククッ。連れて行く。」
しばらくすると、幻衝怪ラクシャーサが誕生した。
「ワウーッ。やっと、目覚めたぜ。」
「ラクシャーサ。私について来い。」
「理解った。一暴れしたかったしな。」
Dr・ブレイク達は、街へ向かった。
チャプター5
その頃、俺は、空港で雷を待っていた。
「遅いな。雷の奴。」
そこへ、雷がやって来た。
「激。久しぶりだな。」
「雷。よく来てくれたな。」
雷は、俺に手帳を見せた。
「俺は、暗殺者さ。相手は、怪物だけどな。説得不可能な奴のみ。」
チャプター6
そこへ、Dr・ブレイクとラクシャーサがやって来た。
「クククッ。君が、月虹 激君か?」
「何者だ、お前は?」
「初めまして。Dr・ブレイク。」
「幻衝怪ラクシャーサ。」
「激。お前は、Dr・ブレイクを何とかしてくれ。俺は、ラクシャーサを外へ出す。」
「理解った。いくぜ。おりゃーっ。」
「ふっ。大人しく実験体になれば、良いものを。良いだろう。」
「ラクシャーサ。俺を捕まえてみろ。」
「面白い。喰って進ぜよう。」
ラクシャーサは、雷を追った。
「クククッ。喰らえ。はーっ。」
Dr・ブレイクは、右手から光線を放った。
「ウワーッ。くっ。全幻衝。」
俺は、大宇宙を想像してから、Dr・ブレイクに突進した。
「何っ? この力は、ウワーッ。」
「どうだ、Dr・ブレイク?」
「ヒャハハハッ。なめるな、小僧。気絶させてでも、実験してくれる。」
チャプター7
Dr・ブレイクは、妖怪「ブレストル」に変身した。
「お前は、幻衝怪じゃないな。」
「ほう。良く理解ったな。私は、妖怪ブレストル。はーっ。」
ブレストルは、俺を巻き上げた。
「クククッ。激。気絶させてやろう。」
ブレストルは、目から光線を放った。
「ウワーッ。でも、良い事を思い付いたぜ。アークソード。はっ。」
俺は、ブレストルの右手を斬り裂いた。
「ウワーッ。これ程の力? 貴様、一体何者だ? 教えろ。」
チャプター8
「破壊を斬り裂く想像の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。ブレストル。お前を逮捕する。」
俺は、手帳を開いて見せた。
「喰らえ。幻衝光線。」
「反幻衝。アークリフレクト。はっ。」
俺は、光線を跳ね返した。
「ウワーッ。何という力だ。クククッ。そのままにしておくには、もったいない。」
ブレストルは、左手から毒ガスを放った。
「ウワーッ。お前の実験材料にされてたまるか。アークソリッド。」
俺は、アークランサー以外の全ての武器を合体させてから構えた。
「アーククエーサー。」
俺は、ブレストルを狙撃した。
「ヌオワーッ。」
ブレストルは、爆発したが、消え去らなかった。
「お前を倒してでも、実験体にしてくれる。」
チャプター9
ブレストルは、自分を巨大化させた。
「グオーッ。ヒャハハハッ。」
「召幻衝。アークビースト。」
俺は、アークテリオン達を召喚した。
「激。奴を倒すには、十の字に斬るしかないらしい。」
「アークシミターじゃ不可能よ。」
「ブレストルが、こっちへ来るぞ。」
「理解った。アークモード。」
俺は、アークテリオンを人型に変形させてから飛び乗った。
「クククッ。素直に実験体になれば、良いものを。はーっ。」
ブレストルは、目から光線を放った。
「ウワーッ。今までの敵とは、桁違いの強さだ。」
チャプター10
そこへ、オーディンが出現した。
「何だ、あの騎士は?」
「我が名は、オーディン。勇者よ。そなたに我が力を授けよう。はーっ。」
オーディンは、激達を聖なる光で包み込んでから、空の彼方へと去って行った。
アークフリートは、いつの間にか、重装甲になっていた。
「何だ、その姿は?」
「アークオーディンだ。槍幻衝。アークジャべリン。」
アークフリートは、出現した槍型の武器「アークジャべリン」を手に取って、
アークジラフにまたがった。
「ふっ。悪あがきのつもりか? はーっ。」
ブレストルは、左手から輪状の光線を全力で放った。
「おりゃーっ。いくぜ、ブレストル。」
「私の測定と数式が間違っているとでも言うのか? 解明出来ない。」
「斬幻衝。アークルーンランサー。」
アークフリートは、ブレストルを十の字に斬り裂いた。
「お前を実験したかった。ぐはっ。」
ブレストルは、爆発して消え去った。
チャプター11
その頃、雷は、ラクシャーサと激しい戦いをしていた。
「やるじゃないか。」
「それは、こっちの台詞だ。今日のところは、ここで引き揚げてやる。またな。」
ラクシャーサは、空間を爪で斬り裂いてから、そこへ飛び込み去って行った。
「俺とした事が。くっ。激の場所へ行くとするか。」
雷は、走りながら去って行った。
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