第8話:けうけげん
チャプタ―1
ここは、東京のビル街である。
けうけげんは、宙に浮きながら、幻衝力を溜めていた。
「はーっ。騒幻衝。」
けうけげんは、騒音を想像しながら術を放って、辺り一面を瓦礫の山にした。
「アーク刑事 激。居るなら出て来い。さもないと、全世界を吹き飛ばす。」
チャプター2
そこへ、天衣がやって来た。
「えっ、あっ、何なの、あれは?」
「ふっ。人間か。うりゃーっ。」
俺は、偶然、そこに通り掛った。
「天衣? けうけげんに狙われているのか。いくぜ。」
俺は、バイクごと、けうけげんに体当たりをした。
「ウワーッ。」
「激。どうしてここに?」
「話は、後だ。早くこの場を離れろ。」
「うん、理解った。それじゃ、後でね。」
チャプター3
「けうけげん。お前を倒す。」
「クククッ。薬が切れるまで、お前と戦ってやる。はーっ。」
けうけげんは、縄状になっている二つの毛を俺の首に巻き付けた。
「アークソード。はーっ。」
俺は、縄状の二つの毛を斬り裂いた。
「やるな。はーっ。闇幻衝改。」
けうけげんは、狂いと闇と毒を同時に想像して、術を放った。
「ウワーッ。くっ、毒か。ウワーッ。」
「止めだ。キラーフィスト。」
けうけげんは、爪を立てて、俺に接近して来た。
「逃げるしかないな。アークレーザー。」
俺は、けうけげんを狙撃した。
「ウワーッ。何のこれしき。」
俺は、走りながら、その場を立ち去った。
チャプター4
五分後、俺は、署へ辿り着いた。
入口には、天衣が居た。
「激。どうしたの、その怪我は? 私が治してあげるね。治幻衝。」
天衣のおかげで、毒と狂いの症状は、治まった。
「苦しかった。ありがとうな、天衣。」
「良いって、良いって。あっ、激。偶さんっていう人が署の中で待ってるよ。」
「師匠が? 理解った。」
俺は、署の待合室へ向かった。
チャプター5
そこには、師匠が居た。
「おう、激。待っていたぞ。」
「し、師匠。遅れて済いません。」
「理解っている。気にするな。それより、お前に渡したい物がある。」
師匠は、俺に幻衝術が載っている本を手渡した。
「師匠。どうして、俺にこの本を?」
「いずれ、理解る。またな、激。」
師匠は、去って行った。
「何か違和感を感じるな。」
チャプター6
そこへ、天衣が焦りながらやって来た。
「激。明一さんと美佐さんが・・・。」
「理解った。それで、場所は?」
「新宿駅よ。激。私も連れて行って。」
「駄目だ。それに、危険過ぎる。」
「ちえっ。面白くないの。」
俺は、パトガーに乗って、上空から新宿駅へ向かった。
「明一。美佐。待っていろよ。」
チャプター7
その頃、明一と美佐は、縄で縛られて、テン達に見張られていた。
「わい達、とうとう捕まってしもうたな。」
「これじゃ、動けないわね。」
そこへ、師匠がやって来て、テン達を拳や蹴りで倒した。
「し、師匠? 何でここに?」
「二人とも、私に近づけ。」
「えっ。何をする気ですか?」
師匠は、署を想像して、術を放った。
師匠達は、署までテレポートした。
チャプター8
けうけげんは、明一と美佐が居るのを確認しにやって来た。
「あっ。逃げられた。くそっ。ビルごと破壊してくれる。」
新宿駅へ辿り着いた俺は、けうけげんを発見した。
「そこまでだ、けうけげん。」
「激か。ふっ。また、負けに来たのか?」
「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。幻衝怪けうけげん。お前を逮捕する。」
「クククッ。キエーレ剤を全て飲んで、お前を処刑してやろう。」
けうけげんは、どんな怪物や生物でも致死量に達する程のキエーレ剤を飲んだ。
「喰らえ。ハハハッ。おりゃーっ。」
けうけげんは、爪で俺を何十回も斬り裂いて、拳を喰らわせた。
「ウワーッ。速過ぎるぜ。」
「どうした、激? 手も足も出ないのか? ヒヒヒッ。いくぜ。キラーフィスト。」
「もう、限界だ。ウワーッ。」
チャプター9
けうけげんは、明一と美佐が居るのを確認しにやって来た。
「あっ。逃げられた。くそっ。ビルごと破壊してくれる。」
新宿駅へ辿り着いた俺は、けうけげんを発見した。
「そこまでだ、けうけげん。」
「激か。ふっ。また、負けに来たのか?」
「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。幻衝怪けうけげん。お前を逮捕する。」
「クククッ。キエーレ剤を全て飲んで、お前を処刑してやろう。」
けうけげんは、どんな怪物や生物でも致死量に達する程のキエーレ剤を飲んだ。
「喰らえ。ハハハッ。おりゃーっ。」
けうけげんは、爪で俺を何十回も斬り裂いて、拳を喰らわせた。
「ウワーッ。速過ぎるぜ。」
「どうした、激? 手も足も出ないのか? ヒヒヒッ。いくぜ。キラーフィスト。」
「もう、限界だ。ウワーッ。」
チャプター10
そこへ、レイドがやって来た。
「けっ。余計な事を。巨幻衝。」
レイドは、けうけげんを蘇生し巨大化させてから去って行った。
「グオーッ。」
「また、巨大化か。召幻衝。アークテリオン。」
俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。
「アークモード。」
俺は、アークテリオンを人型に変形させた。
チャプター11
「アークフリート見参。」
「はーっ。巻き付け。」
けうけげんは、縄状の二つの毛で、アークフリートを締め上げた。
「ウワーッ。激。何か良い方法は?」
「あるぜ。でも、うまくいくかどうか。」
「やってみたらどうだ?」
「良いのか? それじゃ、いくぜ。」
俺は、能力地上昇を想像して術を放った。
「はーっ。能幻衝。」
術は、成功した。
チャプター12
「な、何が起きたんだ?」
「いくぜ。けうけげん。おりゃーっ。」
アークフリートは、けうけげんを持ち上げて、投げ飛ばした。
「ウワーッ。おのれ。はーっ。」
けうけげんは、口から炎を吐き出した。
だが、俺とアークフリートは、全くびくともしなかった。
「ひ、ひえーっ。」
「剣幻衝。アークシミター。」
アークフリートは、アークシミターを手に取って構えた。
「斬幻衝。フリートスライザー。」
アークフリートは、けうけげんを一刀両断した。
「わ、私を倒しても、まだ、てっそ様が居る。幻衝怪をなめるなよ。ぐはっ。」
けうけげんは、爆発して消え去った。
チャプター13
「てっそ。けうけげんが敗れた。そこで、次は、君に、激退治を任命する。」
「どうぞ、お任せ下さい。」
照は、夕日を眺めながら、電話を切った。
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