ドラゴンキラーの俺が体を乗っ取られやり直し!?スキル0、借金まみれの人生録。

無名乃(活動停止)


 俺はまでは最高難易度のドラゴンを討伐した者しか入れない特殊な酒場の“専属”の“ドラゴンキラー”だった。


 だが今は――城塞を守る一人。

 前のような豪華なスキルも能力もない。

 頑丈な防具も武器さえも。


 俺は木で出来た今にも折れそうな槍を構え、城塞に迫るモンスターに向け俺は掛ける。地を蹴り、高く飛び上がり、重力を味方につけ降下。


「はぁぁぁっくたばれ!!」


 二足歩行のトカゲのようなモンスター。リザードマンの頭に穂が深々と刺さるや死体を踏みつけ槍を引き抜く。


「ふうっ……さて次は――」


 殺気にニヤリとおれは笑みを浮かべ、目を向け構える。目の前には数えきれないほどのモンスター。


「へへっこいよ。喰らってやる」


 今あるのは少し前の経験と知識。

 そして、バカみたいな借金だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る