【112:紛らわしいペンネームの話を読んで】
最近、公式さんからいわゆる「紛らわしいペンネーム」について、変更のお願いが公開されていました。要約すれば、ペンネームに「カクヨム」をつけることで、カクヨム公式さんのアカウントだと、誤って認識される事態が発生しているとか。
こういうのって、本当にごく一部、それも全体のユーザー数から見れば本当に僅かなことなのでしょうけれど、どうにかして注目を浴びようとしているわけですね。いやあ、ホント、あの手この手と悪知恵を働かせて、ランキングに入る小細工や注目される小細工を考えるものです。
今どき、こんな言葉は使わくなったと思いますが、昭和時代ふうに表現するならば、セコいです。
言うなればこれ、詐欺広告と一緒です。自分の作品を読んでもらうため、読者を騙して誘導しているだけのこと。そんなの、作家さん(ここではプロ・アマ問わず)のやることではありません。
そういう手を使うのは、やっぱりロイヤリティを稼ぎたいのでしょうかね。それとも、こんな愚かな手を使ってでも、注目されて、何が何でもプロになりたいのでしょうか。
最近の世の中にだって、有名人の名前を利用して投資詐欺があったとか、そんなニュースがありました。やってることは、それと同じってことです。
何事にもルール(規約)には書かれていないモラルが存在します。いわゆる紳士協定と呼ばれるやつです(わからなければ各自調べてください)。
カクヨムの大きな全体から見れば、とても小さなことかも知れませんけれど、ほころびって、放置しておくと必ず広がっていきますからね(靴下の穴がいい例です)。大穴になってからでは遅いのです。
カクヨムが始まってからだいぶ時間が経ちましたけれど、相変わらずモラルを無視する人たちが、一定数いるようです。
これ以上ほころびが広がらないためにも、まずは自制を促したのでしょう。逆に言えば、自制を促すというのは、まだ公式さんは堪えてくれているところ。大人の対応です。
公式さんの方はやんわりと変更のお願いしていますけれど、実際は警告レベルの話です。その気になればBANなんて簡単ですし、こんなことが続くようでしたら、実際にそうなるかも知れません。
もちろんやりたくて、やるわけじゃないでしょうけれど。
ここに限らずWEB投稿サイトはおよそ無料で利用でき、みんなが楽しんで執筆したり、読書したりするための大切な場所です。そこはやはり公正であることが前提です。
でもあの手この手と、ユーザー側がおかしなことを始めてしまえば、やがてサイトの秩序が乱れることとなり(今やネチケットなんてないのが、ネット世界の現実ですからね)、本来の趣旨から脱線して行くことと思います。そうなってくると何らかの強い対抗措置が発生するかも知れません。
また無料サービスであるが故、やりたい放題になるところもありますから(他の無料サービスのトラブルを見ればわかるでしょう)、ユーザーをフィルタにかけるためにも有料化し、きちんとルールを受け入れた人たちだけの場所になるかも知れません。
人気の高いKADOKAWAさんだったら、そこまでやった上で、人気を落とさずに運営できる力があると思います。
そうならないためにも、ルールを守り、モラルを守り、みんながみんな、楽しく活動できる場であってほしいと願っています。
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