第12話 学生のアルバイト先

 もう四十年近くも昔の話になります。


 学生時代、私が京都でやったアルバイト。


 ホテルの従業員、交通量調査、デパートの配送センターでお中元発送等々。


 でも、一番割が良かったのは家庭教師ですかね。


 確か月二万円(週二回)で中三の女の子(高校受験ですね)を見ていました。


「先生、期末試験前だから友達も呼んでいい?」


「ああ、いいよ、いいよ」


 その日は、女の子二人に挟まれてました。


 ただし、数学も英語も理科も教えましたよ。文学部なのに。まあ、高校入試までなら行けるか(強気!)。


 このバイトも、もともとバイト先のホテルの板さんから、


「娘の勉強、見てやってくれへんか?」


と、頼まれたのがきっかけでした。


 それと、バイト料は相場より安めに設定していたと思います。京大生ならあと五千円か一万円多く取りましたかねぇ。


 結局、合格したから良かったものの、もし不合格だったならと思うとぞっとします。やっぱり、成果出さなきゃダメでしょう。お金貰ってるんだからね。


 周りの友達は何をしてたかなぁ……。


 店員さんとか、多かったですかね。


 修学旅行生(主に小学生)のガイドしてた人もいましたかね(たしか、それ専門のサークルもあったのです)。いかにも京都らしいけど、これはなかなか難しいと思いました。京都のことを知っている上に、話上手じゃないとできないですから。


 あと、女の子は夜のお仕事。


 スナックへ飲みに行ったら同じ大学の子がいてビックリした記憶があります。


 今の学生さんは、どんなアルバイトをしているのでしょうか。

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