第2話 京言葉

 私は普段、バッタもんぽい(?)関西弁を喋っています。たとえば、「マック」とは言わずに「マクド」。


 でも、大阪の人が聞いたら「君、なんや言葉遣いが違うで」と言われそうです。


 だいたい私が住んでいるところは「近畿地方」か「中部地方」か微妙な位置にあり、しかも「東海地方」などという区分もある。


 名古屋に近いところに住んでみえる人は「中部」「東海」の意識が強く、大阪や京都に近いところに住んでみえる人は「近畿」の意識が強いと思います。私は明らかに「近畿」派なんですが。旧陸軍の師団でも第一六師団(京都)の管区だし(て、いつの時代の話だ)。


 特に言葉(方言)は近畿方言だし、揖斐川が言語境界のはずなんだけど、今は人の移動が激しいから、もう雑然としているような。


 学生時代、バイト先に二年先輩の女性(たしか理工学部)がみえました。


 話し方が当時アイドルだった三田寛子ちゃん(歌舞伎役者の中村芝翫の奥さん)にそっくりに聞こえたのでそれを言うと、


「うちは上京で、あの子は下京やから言葉は違う」


と言われたんですが、正直、どこが違うのかわかりませんでした。

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