ED 愛する女王様

 夕陽のデートを終えた後、姫様は王様に直談判をした。

 愛の無い結婚などしませんと。

 まったく新しい生き方だと国中に絶賛された。


 そうして生涯を国のために尽くし、未婚のまま両親と兄弟を見送り、女王様になった。

 私は今もメイドとしてお側にいる。


 薬指に女王とお揃いの指輪をはめながら。



 終わり。

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