赤いカチューシャの女

流星未来

第1話 舞台は幕を開けた

あなたが好きとっても好き、でもその気持ちどこかに飛んでった

だってあなたとんでもない人だったんだもの!


どうせ私はモップとバケツを持ったお掃除の人ですよ



あなたは地獄で好きな人と暮らしたいですか?

あなたは天国で一人きりで暮らしたいですか?


鏡のを拭き上げて自分の姿が映れば

目を覆いたくなるような赤毛が目立つわ

白髪だってこんなに増えるはずじゃなかった


愛とは何か 愛とは何か


私唱えてここに立ってあなた夢見る

またここで会える

鏡の先に見えるあなたスーツが決まっているわ


そんな幻考えて 今日の掃除を終えたなら

また外へ出て戻る


そうこれはホラーでしょ 私はホラー

宵闇の魔術師



はいはい、車に乗って帰りますよ。

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