僕を忘れた君と君を忘れた僕

あきお

プロローグ

石川美月は地元の高校に通う、高校3年生。

私はなんのために勉強しているのだとか、何のために生きているのだろうとか、華のJ Kなのだから青春っぽいことをするべきなのだろうかとか、そういうことに日々頭を悩ませている。代わり映えのない毎日の連続だ。

美月は思った。

自分はもう、何かに心を動かされ、一生懸命働いたり、大切なものが生まれ、それを一生守り続けていったりすることは自分とは縁のないことなのだろうと。


思っていた。

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