第420話 黒騎士、桃太の活躍を知る
420
七罪家を再興するに足る実力者達が揃って姿を消したことは、日本政府と歩調を合わせてクーデター軍鎮圧の指揮をとる冒険者組合代表、
彼はぽよんぽよんとお腹を揺らして、〝鬼の力〟の悪影響を祓うダンスを練習しつつ、クーデター勢力を鎮圧すべく次の手を模索する。
「むむむ、警戒していた一葉の鬼女も、金狂いの陰謀家も、七罪の懐刀も動かない。これは六辻家を
西暦二〇X二年八月下旬。
冒険者組合代表、
「新しい勇者、出雲桃太と冒険者パーティ〝
「「ありがとう!!」」
クーデター軍による銀行強盗や商店街への襲撃など、様々な暴挙に怯えていた世論は、この活躍を見て歓喜に包まれ
「あちゃあ。
額に十字傷を刻まれた少年、
誕生したばかりにも関わらず、数々の武勲をあげた最も新しい勇者の話題は、日本中を
「他に頼る者がいない、獅子央の坊ちゃんが力添えしているのもあるだろうが……。桃太クンがいくらカムロの愛弟子といえ、まさか初陣でクーデター軍の首魁、七罪業夢を討つとは思わなかったネ!」
クマ国の反政府組織〝
彼女の眼前にあるパソコンには、地球上で情報収集中の同志から送られてきた、〝桃太 対 吸血竜ドラゴンヴァンプ〟を録画した動画が映し出されている。
「
「ヒャッハァッ。さすがは俺様の恋敵だぜ。
「黒騎士が出雲桃太をライバルというのはわかるでち。でも、満勒はまず意中の
そして、同室では桃太の親友である
――――――――――
あとがき
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