第343話 勇者パーティの表裏
343
「
昆布のように艶のない黒髪の痩せた少女、
「誰がザコだと、伊吹賈南。この魔女め!」
「蒸気エンジン全開。湿地なんて、力づくで突破してやる!」
ノコギリのような
「おや、なにかを踏んだか?」
「前が詰まるでしょうが、早く行きなさいよ、あれ?」
「「ぐわあああっ」」
血のように赤い色で塗装された
「くそ、〝
「ですが、所詮は一般冒険者パーティ。我らは七罪家が誇る勇者パーティ〝
索井も郅屋も泥にまみれながらも、勇者パーティの一員であると自らを鼓舞することで起き上がり、なんとかプライドを維持しようとしたものの――。
「コケーッ。貴方達はもう勇者パーティではありません。地球の日本国からも、そして異世界クマ国からも指名手配された犯罪者ですわ。この
「な、なんだとおっ。六辻詠? 影武者じゃないのか!?」
「まさか、本物ですか!?」
赤い髪を二つのお団子状にまとめた、小柄で恵まれたスタイルの少女。
今となっては残り少ない現役の〝
「ギャハハっ。だ、騙されるな。六辻家と七罪家は
「フフフ。そうだ、詠様は今、異界迷宮カクリヨの第八階層〝
「ここは、第九階層〝木の子の谷〟だぞ。詠様の名を騙る偽物め、成敗してやる」
索井や郅屋ら〝
「コケーッ。信じられないというなら、身のあかしを立てるまでですわっ。〝
――――――――――
あとがき
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