第26話 A氏 2022年6月14日 00:11
そうなんですね。
この春、彼は大学を卒業して就職しました。昨年夏は就活が上手く行かず、また家庭内の問題も重なって一悶着あったようですが、それを見事に乗り越えています。立派。
カオスクラブで何やかんやしてた頃は大学一年生だったのよ。
書き忘れてたことが一つあります。
私は結構年食ってて、離婚歴があります。
その昔、元妻との会話の中で「作家になる」と言った事があるんですが、その時はえらい剣幕で全否定されたのです。その後、離婚するんですが(理由はそれじゃないですよ)、何て言いますか、元妻に対する意地と言うか、「見返してやりたい」というような反駁的な気持ちは消えないようで、それで「売れなくても作家になった」という証拠が欲しいと。そんな気持ちもあるという事です。
ただ、ご存知のように、私が小説を書いている一番の理由は、「自分の好きな物語を自分の好きなように書きたい」からであって、その他のアレコレは些細な事です。元妻の話も普段は忘れていて頭の片隅にも残っていない。時々思い出した時に「コノヤロー」って思う位です。
さて、芸がない話に行きましょう。
以前、ハリーの作品の二次創作を書いたことがありました。
「空に走る — 天翔ける騎士・Advancer(アドヴァンサー)の物語 —」
これは某王国のエースパイロットが左遷された辺境の基地から物語が始まります。これって「もふもふと鋼鉄人形」と同じパターンだねって、ハリーに指摘されたのです。
言われてみればその通り。両方読んでるのはハリーだけだと思うのですが、これ、結構衝撃的でした。よくあるパターンを使っている訳ですが、それでも芸がないというか、工夫が足りないと痛感したという訳です。
こういうのって、「韻を踏む」ような事であったり、「作風」にもつながるので必ずしもマイナス要因ではないという意見もるかと思いますけどね。
作風なのか、芸がないのか、どう判断するのかという問題なのでしょうが、私としては「もう少し工夫すべきだった」と思った訳です。
この辺の感覚を行き詰まり感と言ったようですね。
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