File026.スキル習得
さすがにうり坊程度ではレベルは上がりませんね・・・今日は、ショットガンの音対策でもしましょうか・・・
やっぱり銃の音を小さくするとなるとサイレンサーでしょうか・・・でもあれ付けると長くなるんですよね・・・せっかく銃身切り詰めて取り回ししやすくしたのにです・・・
火薬の量を減らす?音は小さくなるでしょうが、飛ばなくなりますよね・・・
魔力で飛ばす・・・それなら魔法でよくなってしまいますから・・・やはり、魔法で音を小さくする・・・でしょうか・・・
いちいち使うたびにサイレントをかけるのは不便ですね・・・魔法を付与とかは出来ないのでしょうか・・・イリスなら知っているでしょうか・・・
「イリス、武器とかに魔法を付与する事ってできるの?」
「出来ますよ。付与魔法というのがあるので、それを使えば色々な魔法が付与できます。でも1時間位ですよ?」
「ずっとは無理なんですか?」
「それだと鍛治師の分野だと思う・・・私には無理かな・・・」
「そうですか・・・」
「お姉様は武器に何か付与したいの?」
「ええ、今日テストしたこれにサイレントを付与したいなって。」
「音がすごかったですものね・・・」
そうなんですよ・・・音がものすごかったですからね・・・
私のスキルカタログに鍛治師向けの付与スキルはないでしょうか・・・鍛治師向けと言うより、職人向けのスキルですね・・・鍛治師、革職人、木工職人などが使えるスキルですか・・・私はクリエイターを持っているので使えそうですね・・・
魔法付与というスキルですか・・・先日のレベルアップ分で取れそうですね・・・これでスキルポイントがなくなりますね・・・
早速ですが、魔法を付与してみましょう・・・サイレントを付与しましょう・・・なんか失敗した感じです・・・なんとなくそんな気がするってやつです。
ていく2・・・失敗ですね・・・
ていく3・・・失敗です・・・
・・・・・・・・・・
ていく18・・・成功したみたいです・・・
熟練度というやつでしょうか・・・結構魔力使ったみたいですね・・・疲れました・・・
イリスはまだ何かやっているみたいですが先に寝てしまいましょう・・・
「お姉様・・・寝てますか・・・寝てますよね・・・」
なにか、イリスが話しかけてきてる気がしますが、すごく眠いです・・・用があるなら明日聞きますから・・・
唇に柔らかい物があたった気がしますが気のせいでしょう・・・
「お姉様、朝ですよ。そろそろ起きましょう。」
なんかやたらとイリスが元気ですね・・・いつもは起こされるまで起きてこないのにです・・・
「イリス、早いですね・・・今日は雨ですか?」
「お姉様、酷いです・・・私だってたまには早く起きます。」
たまにしか早起きしないのですよね・・・これからはちゃんと起きましょうね・・・
朝食を食べてギルドに行きましょう。よい依頼があれば受けますし、なければ薬草採取です。昨日とは違う場所に行きましょう・・・
「よい依頼があれば良いんだけど・・・なければまた薬草採取にでも行こうか・・・」
「そうですね、お姉様・・・あまり遠くまでは行けないですし・・・」
「特にいい依頼はないですね・・・また薬草の価格が高騰してますね・・・」
「そんなに少なくなってるんでしょうか?」
「少し奥に行ってみましょうか・・・日帰りで行けるところまでだけど・・・」
「いいと思います。」
イリスも了承してくれましたし、今日は少し奥まで行きましょう・・・オークがでるかどうかのギリギリですね・・・
「イリス、いったん引きますよ・・・」
「はい、お姉様。」
ちょっと数が多いです・・・4匹ですか・・・あの時は何とかなってますが、今度も上手くいくとは限りませんから・・・少しでも距離を稼ぎましょう。
少しばらけたら各個撃破です・・・本当にブタに好かれてますね・・・そんなのに好かれたくないのですけどね・・・
「イリス、奥の2匹に向けて魔法撃てる?」
「炎系の魔法なら・・・」
「山火事にならなければ何でも構わないわ。」
とりあえず生きて帰ることが先決です・・・少し位でしたら私が頑張って消します。
「紅く燃えさかる紅蓮の炎よ・・・」
あっ・・・ファイヤーランスですか・・・まぁ、仕方ありませんよね・・・走りながらなんとか唱えてますね・・・さすが賢者です。
私は、ショットガンを使ってみましょう。スラッグ一択です。振り向きざまに撃ち込みましょう。外しました・・・
もう1発・・・次は連装式かリボルバー位作りたいですね・・・
2発目でオークを倒せましたね・・・当たり所がよかったのでしょうね・・・もう少し強力な弾丸も欲しいですね・・・
最後の1匹は剣で仕留めましょう・・・剣技ででしたら1発で何とかなるでしょう。
「スラッシュ!」
うん、胴体からまっぷたつです。
今日は豚丼ですね・・・いい部位を少し貰って帰りましょう。女将さんに料理して貰えるといいですね・・・私もイリスに似てきましたか?そんなことはないと信じましょう。
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