第7話 レベルアップしていた


何かを踏みつぶした

それは異世界魔物の代名詞、スライム(だと思う、きっと)


ということは、偶然とはいえ、異世界に来て早々、魔物的なモノを倒したということ

ならば、ここは確認せねばなるまい

「ステータス!」


Lv.2


HP 200

MP 200

攻撃 20

防御 20

魔力 20

速度 20

幸運 20


スキル

 【言語理解 Lv.2】

 【インベントリ Lv.2】

 【買い物履歴 Lv.2】



「やった! レベルアップしてる!」


ステータスの数値は全て倍になっていた

そしてレベルアップによるものなのか、MPは全回復しているようだ


「ステータスも上昇、元の倍に増えてる・・・けど、元がゴミだけに、倍になってもまだまだ全然ゴミだよ・・・」


ステータスは上昇しているが、未だゴミ水準なので、あまり喜べない



そして次はスキルである

どうやらスキルにもレベルアップしているモノがあるようだ


「【インベントリ】!」

確認してみると、どうやら容量が倍、20個収納できるようになったようだ


「これはもしかして、レベルが上がると倍倍ゲーム?」


ステータスの数値はアレだったが、スキルの効果が倍に増えていて嬉しくなったワタシ


「ここはレベルアップを目指すべき?」


RPGとかで、とりあえずレベル上げをしてから攻略するタイプだったワタシ


あれ?

RPGって何?

レベル上げ?

まぁ、いいや、気にしない。


「とにかく、MPの値、何とかしなくちゃだし」


買い物履歴でお買い物するには、圧倒的にMPが足りない


「MPは少なくとも、普通にお買い物できるレベルにしたいしね!」

MPは少なくとも4桁欲しい

そうでなければ、食事も覚束ない


「よっし、とりあえず、もっとレベルアップを目指してみよう」


戦闘能力があるとは思えないのに、何故か自信満々でレベルアップするぞ宣言するワタシだった

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