信じる者は願いが叶う?!

電車通勤

第1話 世界が変わる?!

俺の名前は青江 光一。

60歳で神主をしてる。

両親も亡くなり、結婚もしてないので神社の横にある家で1人暮らしだ。

別にコミュ障だからとか、外見が悪過ぎて結婚しなかった訳じゃない。

彼女もいたこともあるし結婚の話もあったけど、俺がある事を本気で信じていると話すと引かれて振られるっていうのが何回かあった。


 【超能力】


いつからかわからない。子供の頃、気がつけば俺はそれを使う事が出来ると思っていた。


実際は使えもしないのにそんな訳の解らないことを本気で言う奴なんて気持ち悪がられて当然だ。

俺が女でも別れるな。


そんなふうに冷静に判断することが出来るのに考えは不思議と変わらなかった。


だから超能力を使えれるようにするにはどうすればいいか?

思いつくことは何でもやった。

滝行にパワースポット巡り、毎朝の神頼み。


自分でもよくやるよってくらいにはやってきたと思う。


でも当然ながら超能力なんて使えないし、能力が目覚めたりもしないまま時間だけが過ぎていった。


60の誕生日を控えた前日の夜、

子供もいないし、後継ぎも考えないとな~。なんて思って寝た。


そして目覚めると、


世界が変わってたんだ。



いや違うな、世界の【視え方】が変わったんだ。




朝起きたら世界は青色の霧につつまれていたんだ・・・。

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