セイラムの守り人とカラの守護者2


◆「7-9 セイラムの守り人とカラの守護者 (2)」より


 ゾフの《三次元空間創造クリエイト・スリー・ディメンション》により短い真っ暗な廊下を渡っただけですんで出た先は、少々不気味な森だった。

 不気味に思えるのは今が夜であって、灯りがゾフが亜空間内で出した、俺たちの前方に浮かぶ暗黒魔法の「2つの青い炎」しかないためもあるんだが……。


 木々の生態的には変なものはないように思うのだけども、灯りが届かない木々の枝葉の先は闇に沈み、森の不気味さを演出するパーツにしかなっていない。


 なにかの駆ける音がしたので後ろを見れば、シカが逃げていった。どうやら、俺たちがいきなり現れたから驚いたものらしい。

 なんだ、シカか。と、森に動物が住んでいることが分かっていくらか人心地がつけたものだが、前方から軽く風が吹いて肌を撫でた。それが少し薄気味悪かった。


 というのは、人工的というか……妙にひんやりとした冷たさをはらんだ風だったからだ。

 また、ティアン・メグリンドの小屋で感じたような涼しくてすっと抜けていく山の風とは違い、冷たさはなかなか抜けてはくれないものらしい。前提がそもそも魔素マナというものがあり、幽霊的な存在が明確に存在している世界であり場所なので、空気が重いのか、転生前の世界の気圧の法則が通じるのかは分からないが、……ここも一応山のはずなんだけどな。


 なんにせよ、夜の森でわけの分からないもの――幽霊的な存在を探して歩くというのだから、そこに全てが集約しているように思われてならない。

 もし先にいるのが別の魔物だったり、この先で人に会うのだとしたら、俺はここまでびくびくとした心境になってはいないはずだろうから。


 というか、いまさらだが、青い炎もたいがいホラー要素だな……。

 この《蒼火フォース》という魔法は、暗黒魔法での《灯りトーチ》的な魔法らしいけども。


「この辺で、……いいですか?」

「うむ。奴は奥であろ?」

「はい。……このまま、真っすぐ進んでもらえば、……例の幽魔レムレスが、いるはずです……」


 インとゾフが歩き始めたので俺も続く。

 当然のように、2人には夜の森の雰囲気に臆した風なところは何もない。頼もしい。


 俺たちの歩いている場所は道らしきものはないが、元々道だったのか、草々の背丈はいくらか低く、俺たちを避けるように木が生えている。そうしてしばらくは、生えているのは普通の針葉樹だったのだが、次第に枯れたものが混じるようになってきた。老人の手足のように見えたりもした。

 それだけならまだいいのだが……まるで意志を持って動き出したあとであるかのように、木の根が地面から出てきているものには不気味な森である所以を感じ取らずにはいられない。トレントとかいるのかもな……。


 鳥が羽ばたいた。びくりとしたが、何もない。驚かせやがって……。

 視線を前方に向けると、何かが着地したような物音があった。――間もなく、前方の左の方で、“地面から生えた頭蓋骨”がこちらを見ているのに気付く。


「――うわっ!?」


 俺の声にインが振り向く。


「どうした??」


 ゾフも慌てて俺の後ろを見るが、何もない。そりゃそうだ!


「前、前!」


 インが俺の言葉のままに再び前方に目を向ける。首を傾げた。

 骸骨はどうやら寝そべっていいる状態からこちらを向いたようで、既に立ち上がっていた。骸骨は骸骨だ。マジもんの骸骨だ! 手には欠けた剣を持っている。“持ち物”はそれ以外にない。


「なにもおらんが……」

「いるよ!! 骸骨が!」

「ああ、あれか?」


 そう言ってインは青白い炎を従えながら骸骨の方に歩き出した。骸骨の前に来ると、ドアをノックするように、拳骨で骸骨の顔を軽くぶった。パンと小気味よい音を鳴らせて、顔面が割れた頭蓋骨がぶっ飛んでいく。うわぁ……。引くわ~……。

 骸骨は老人のような遅い動作で剣を持ち上げようとしていたが、頭がなくなると下ろされてしまった。倒れはしないようだが……。


「ダイチはこんなのが怖いのか??」


 嫌味っぽい笑みを浮かべながらそう訊ねてくるイン。

 ウインドウが出て、ボーン・ウォーカーという名前と、レベルが「9」であると表示される。


 いや、うん。別にレベルで安心したわけではないんだが、なんで怖がったんだろうな、とちょっと思う。いや、急に出てくれば誰でも驚くし、場所も時刻もたいがい悪いんだけど……。


 骸骨はいまだに棒立ちしている。なんか骸骨がちょっとかわいそうになってきた。……と、骸骨がゆっくりと後ろに倒れ、カラカラと不気味な森にあまり似つかわしくない軽快な音が鳴る。頭をどうにかすれば戦闘不能らしい。


「インがぶっ飛ばしてくれたおかげで怖くなくなったよ……」


 そうかそうか、とインは満足気だ。そうして、周りにもおるぞ、と続ける。え。


「ほれ」


 インが左手の奥を指差した。《蒼火》が照らしてくれる。――無数の骸骨がこちらを見ていた。


「――うわあっ!!」


 インがため息をついた。


「骸骨なんぞ珍しくないだろうに。……ん。戦いもなければ血を見ることもないとくるなら、骸骨も見んか?」

「見ないよ……人体の内部構造を知る授業で腹を開けた人形は見るけど、骨は見ないかな……」


 なるほどの、とインが肩をすくめた。


「でも夜の森で骸骨がいきなり出てきたら誰だって驚くだろ??」


 だいたい、動く骸骨なんてのも俺の世界にはいない。劇や映像作品くらいだ。クライシスを一人称視点でプレイしていたり、一人称視点のホラーゲームとかやってたら慣れるかもしれないが……。

 俺の言葉に解答はないまま、間もなく、インの体から何かが発せられた気配があった。気配だけであって、外見上は何の変化もない。


「ちょっと叱っておいたから近くにはこんぞ。低級な奴らだからの、漏れることもない。安心せい」


 確かにさきほどの骸骨たちは急に俺たちに背を向けて歩き出した。


「よしよし、もう怖くないぞ?」


 インが手を伸ばして俺の頭を撫でてくる。やめなさい。手を軽くどけた。インがくつくつと笑い出した。


「でも確かに……夜の森を、怖がる人は、……多いです……」

「ほら~~」


 インが片眉をあげる。


「子供のいる家では……森に迷い込んで、魔物に殺されないよう……アンデッドの魔物たちのことを、……怖く脚色して、……子供に話しますから。……森が近くにある都市なら、……国を問わず、どこでも、……そうです」


 インがふっと笑みをこぼして、お主は子供らしいの、とやり返してくる。皮肉な顔だ。


「私は別に、……ダイチさんが、子供と……そう言っているわけでは……」

「うん、分かってるよ。ありがと……」


>称号「怖がり大臣」を獲得しました。


 悲しくなってきた。


 インの“お叱り”のおかげで、顔を出して驚かしてくる骸骨に出くわすこともなく、俺たちは歩みを進めた。

 せっかくだから骸骨に見慣れておけばよかったなと、少しだけ思いつつ。少しだけな。


 やがて、集落が見えてきた。集落と言っても屋根に穴が空き、木が家の中から伸びきっているような廃屋同然のもので、人気は全くない。というか、建物は3軒しかないので、住んでいたのは1人かもしれない。

 もしクライシスのクエスト内容と似たような状況なら、1人だろう。


 右手の方はちょっと崖になっていて、骸骨たちが壁の方に集まっている。犬もいるようだが、少しシュールな光景だ。狼はインに畏怖している感じだったものだが、表情が分かったり、発声ができたりするものなら、彼らもそんな言動を見せていただろうか?

 骸骨の一人の中に、他の骸骨と同じように壁際にいながらも左胸に手を当てているのがいた。あれはきっと、生前が信者とかだろうな。


「ここか」

「はい。……あそこに、いますね」


 え? なんかいた?


「奥にある建物の前に……います」


 スキルの《夜目》のおかげで《蒼火》がなくともある程度は分かるが、何もいない……いや、ちょっと景色が歪んでいる?


 《蒼火》の1つが俺たちから離れて小屋に向かって行く。インたちが歩いたので俺も続いた。


 ……少し驚いたが、小屋の前にはほとんど透明の巨大な物体――ミノタウロスがいた。5メートルほどあるか……?

 ミノタウロスは膝立ちになっていて、右手に持った巨大なハルバードを地面に突き刺していた。斧が透けているように、彼の体を覆っている立派な金属製と思しき装備もまた透けている。目は伏せているようだったが、見た目的には、昼に討伐したばかりのレッド・ミノタウロスに近いように思える。


「ほう。ミノタウロスか。セルトハーレス山から流れて来たのかもしれんな」

「はい……。ここには昔、蒼炎の魔女……と呼ばれる女魔導士がいたそうです」


 ゾフは彼女には従っていたミノタウロスがいたそうです、彼がそのミノタウロスでしょうと続ける。

 クライシスではミノタウロスではなかったが、やはりセイラムの守り人の内容と似たような状況ではありそうだ。


「記録には、……騎士を惑わす邪悪な魔導士、……ヴァーノン小山を、……不死者の住処に、変えてしまった災いの魔女……などとありますが、おそらく……事実は、異なるのではないかと」

「うむ。そうかもしれんな……。こやつには呪いをかけられた形跡もないし、見事なまでに邪気もないしの。邪悪な魔導士にこのように忠実な僕がつくことはなかろうて。……まあ、魔物が魔法も呪いもなしに人の子に下るのは、稀なことであろうが」


 インがちらりと俺のことを見てくる。珍しい例だったか。


「家の中に……入ってみましょう」


 ゾフが家に入るようなので続く。ミノタウロスが動き出さないが心配したが、杞憂に終わったようで、彼は物言わぬ石像のように微動だにしない。

 存在だけ、というのは本当らしい。少し切なくなった。ここで起きた顛末の真実は知らないが、「死んでもなお」だし忠犬ハチ公より切ないかもな。


 家の中は1フロアのようだった。植物は生え放題で、軽く草をかき分けられるほどだ。真ん中に囲炉裏を作ってある様式のようで、鍋がかけたままになってある。鍋はS字フックのようなもので下がっているが、もはやいらないほどに植物の茎やツタまみれだ。

 植物は至るところに生えていたが、家具や食器の類はしっかりと形を残していた。薬師でもあったのか、車輪のようなもので材料をごりごり砕く石の機材もある。植物の生え具合から察するに、この家はかなりの年月が経っているように思うが、木の耐久性の凄さも感じる。


 テーブルの上には数冊の本、羽ペンとインク、黒い宝石など、それにいくつか瓶が転がっている。魔導士なら、本も読めば実験もしただろう。それに薬師でもあったかもしれないしな。

 隅のベッドには骸骨があった。ベッドのシーツは砂と埃に塗れていたが、色褪せた薄緑色のローブともども、黒ずんでいる箇所があった。


 黒ずんでいるローブの腹の部分は切れているようだ。刺されて死んだか。

 傍の床には色とりどりの宝石が渦を描くようにはめ込まれた木の杖がある。ティアン・メグリンドの小屋で見たものと形状が似ている。


「彼女が……その女魔導士のようです」

「うむ。そのようだの」


 ゾフが彼女に向けて手を掲げた。


「彼女は、……この森のいくつかのアンデッドを、……従えていたようです。……道中で2体ほど、……召喚された者が……いました」

「うむ。私もそれは感じた」

「それと……蒼炎の魔女と呼ばれていた通りに、……暗黒魔法も扱えたようです」


 《蒼炎》の青い火を目に留める。これが《灯り》級の魔法だっていうなら、使えることは魔導士的には別に大したことなさそうだけど。


「魔族だったか?」

「いえ……おそらく、……遠縁の者が魔族だった、……という程度です」

「なるほどの」


 ゾフは遺骨からでも色々と分かるようだ。インが振り向く。


「で、ダイチよ。何かするのか?」

「ん。何かするってほどじゃないんだけど……」


 俺は魔法の鞄から「セイラムの日誌」を取り出した。


「それは本……ですか?」

「うん」


 この世界のものではない証拠の何かでも感じたのかは分からないが、ゾフが不思議そうに小首を傾げた。

 グラフィックの通りに、セイラムの日誌は薄い冊子だ。もっとも、この家にある本ほど古びてはいない。なぜなら、クエスト時、セイラムが死んだのはここの蒼炎の魔女とは違い、さほどの月日も経ってなかったからだ。


「本か。何が書いてあるんだ?」

「日誌だよ。持ち主の。……あの女魔導士とミノタウロスと似たような関係が、この本の主と従者にはあってね」

「ほお。……悲劇だったか?」

「まあ、彼女は復讐を遂げられないまま逝ったね。でも、従者は納得して逝ったよ。この日誌を見たあとにね」


 日誌をめくってみた。……だが、まさかの白紙だった。


「真っ白だの」


 おいおいと思いつつパラパラと一通りめくってみるが、全部白紙だ。せめて彼女の最期に書かれた文章が載ってるのを期待してたんだが……。


「全部白紙じゃないか」

「ああ……ちょっと驚いた」

「なんだ。お主も知らなかったのか」


 インが肩をすくめる。俺も肩透かしをくらった感じだ。


 だが、このアイテムが連動しているのは間違いない。未だにマップでは青い丸が点滅しているし、バッグに戻せば、このアイテムの枠は再び光りだすだろう。

 まさかこの世界で出したら効果がなくなるとかそういう類じゃないよな? 今までにそうしたことに遭遇したことはないが、あり得ない話ではない。クライシスではもう何の効果も持たないアイテムだしな……。


 ひとまず、ミノタウロスの前で、見せつけるように日誌を見せてみた。彼に反応はない……。うーん……。


 ――クライシスにおけるクエストの「セイラムの守り人」は、とある国の精鋭魔導士の一人であるセイラムが、森に落ち延びたところから話が始まる。彼女は自分への暗殺により傷を負ったあと、王を討とうとしたが失敗して、それで逃亡したのだった。


 セイラムは暗殺者が自国の兵士であり、この兵士が自分に指示したのが王であると告げた上、妹までも殺されたことから王に復讐を誓うのだが、王であると彼女に告げるところまでが敵国の魔導士による奸計だった。もちろん妹の殺害もまた、敵国による暗殺だ。

 死霊術師としての力もあったセイラムは、王に復讐を遂げるためにアンデッド系のモンスターたちを召喚するが、傷は深く、やがて息絶えてしまう。だがセイラムは、死後に自身もアンデッドとして復活する魔法も準備していたため、女レイスとして復活することになるのだった。


 クエストは王の側近から受諾することになる。クエストの完了条件は、彼女ないし女レイスとなった「魔女霊セイラム」の討伐だ。

 王側の方は王側の方で、彼女が敵国のスパイだという奸計の情報を信じているので、もしこの内情を全て知っているのならあまり手を貸したくはないところだが、そういうわけにもいかない。なんにせよゲームだし、クエストを達成するためには討伐しなければ終われないので、ユーザーには選択肢はない。


 そんなセイラムには長年付き従っていたロダンという騎士の従者がいた。ロダンは森に逃げたセイラムの元で死ぬことも厭わない覚悟を見せたが、彼はセイラムによって忘れ薬を飲まされ、森から離れた土地にいてこの悲劇による難は逃れることになる。

 ロダンはやがてすべてを思い出して、森に帰還する。だが、ロダンはレイスとなったセイラムに殺され、スカルジェネラルとなり、セイラムに使役されてしまう。ユーザーが最終的に戦うのは、この不死者となり果てたセイラムとロダンだ。森に帰還するまでのロダンの様子は、後のサブクエストで知ることができる。


 戦いのあと、ロダンだけは戦闘終了後に残るため、ユーザーはセイラムの日誌を見せることになる。


 ユーザーが把握する日誌の内容は最後の方の抜粋文のみだが、そこには痛切な復讐の慟哭の他に、“私が死んだ時にはいつまでもくよくよしないように!”、“不死者となった私からは逃げなさい”などという、セイラムの気質の一端がうかがい知れる文面とともに、ロダンへの深い愛情を伴った感謝の言葉が綴られている。

 これを読むと、ロダンは少しばかり人間の感情を取り戻したかのような素振りを見せる。さすがにまあここまでかつがれてしまうと、セイラムが陰謀に巻き込まれたのだろうと察しもするところで、内情をはっきりとは知らないユーザー側は少し悲しくなりもするのだが……ロダンはユーザーに感謝の言葉を述べたあと、死期に抗えることなく消えてしまう。


 このあと、ユーザーは討伐を完了したことを側近に告げて、一連のクエストは終わりだ。

 初見だとあまり後味がよくない類の悲劇に思えるかもしれないが、後に真相を知った王側により、セイラムとロダン、そして妹は丁重に葬られることになり、一応この話はちゃんと片が付いてくれる。ちなみに、結構後だが、この暗殺の首謀者ものちに倒すことになる。


 クライシスしいてはMMORPGのクエストは基本的にキャラ毎に1回しか受けられない。よほど必要不可欠か、稼ぎのいいクエストでない限り、または何度も受けられる類のクエストでない限り、ユーザーは何度もクエストを受けることはない。

 セイラムの守り人のクエストもまた――メインクエスト内のクエストなのでたいていのユーザーが受けることになるが――そのようなクエストの一つだ。もっとも、MMORPGとくに、クライシスのようにアクション要素も含まれるMMORPGではテキストがあまり読まれず、スキップされがちというのもよくある事情ではある。よく編まれているが長い物語だとなおさらだ。


 だが、ハロウィンイベントなどでは彼らは登場したことがあり、覚えているユーザーは多い。たまユーザーが彼らのイラストやらお手製のグッズの写真やらを投稿していたものだ。少し古いものだが、セイラムの衣装はアバターにもなっている。


 それにしても……日誌を出したはいいものの。どうすればいいんだろうな。中身も白紙だし。


 俺が理解しているのは、あくまでも日誌と幽魔のミノタウロスが「システム的に繋がっている」というところだけだ。確かに女性の主人が死んだこと、従者が忠実である部分は似ているが……ミノタウロスが微動だにしない以上、他は想像しかできない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る