【探偵もの】冷えた家庭事件

minim

第1話

おーい、今帰ったぞー!夜、俺は仕事を終え、家に着く、

しかし、誰も出迎えない

現れるものはいない、そうか、今日はよしえは夜遅くまで、

誰かとショッピングして帰ると

言っていったな、まさか、浮気じゃないだろうが、


俺はテーブルの上を見る、すると

ラッピングされ、冷えた料理がそこにあった、

食べて寝てください、よしえ…冷たい飯だ


温度といい、よしえの込めたものといい、

俺はそれを電子レンジで温めた、チンッ!

ラップを取ってそれを食べる、

うん、うん、うまいじゃないか…!まだ、俺とよしえは

やっていける、そう思える一品だった、


電子レンジみたいに俺たちの関係も元のように

温かくならないかな…さて、ベッドで寝るか…!

明日の朝までぐっすりと…、しかし俺は

その時、もう目を覚ますことなどないかもしれないことが分かっていなかった…


俺は探偵だ、俺はもちろん、

探偵が華やかな職業ではないことを知っている、トリックを

解くことだけが探偵じゃない、


しかし、今日は夜の7時から、おばさんであるよしえさんと

夕食としてレストランでディナーを楽しんだ、

その間、夫の浮気調査の依頼をされたが、

本当のところ、これが浮気なんじゃないかとひやひやしていた、


そして、俺はそのまま

夜遅くまでショッピングに付き合わされる、

そう、貴重な荷物持ちとして、重たい荷物を

山ほど持たされた俺は、よしえさんと主人の待つ、

家に帰りつく、ああ、今日は良かった!


荷物を気にせず思い切り買い物出来て楽しかったわ!

主人もこのくらい持ってくれれば

いいんだけど…荷物はその辺に置いておいてね、

あなたー!もう寝てるのかしら、あなたー


俺が荷物を置いている間、よしえさんは主人の部屋へ、

ほら、早く起きて、起きてったら!

何かを俺は感じ取り、主人の部屋を覗く、

するとそこには、顔色を悪くした主人の姿が!


ちょっと、俺に見せてください!こ、これは、死んでいる!

ご主人はもう死んでいます!

きゃ、きゃああああああああああああ!


死体発見は夜の12時、俺は現場の検証を始める

死亡推定時刻は夜の8時から、10時までの間、


死因は?どうやら窒息死のようだ、、

かといって別段外傷があるわけでもない、

首を絞められたわけでも水に溺れたわけでもない

ふーむ、窒息死か…ん?なんだこの丸まったゴミは?透明な…、


主人はいつも寝るときに

呼吸が止まる時がありましたわ、

無呼吸症候群か、何かじゃないかしら、、いえ、、それは

違いますよ奥さん、謎はすべて解けました、

犯人はあなただ!奥さん!な、なんですって?


どうしてそんなことを、私があなたと

ショッピングに行っている間に主人は死んだのよ!


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