【探偵もの】プールサイド殺人事件

minim

第1話

俺は今日、探偵としてではなく、客としてバスツアーに参加していた、

チケットを探偵団体から貰ったのだ、ハメを外して遊ぶぞー!すると、

俺の前の席の二人の客が会話しているのが、耳に入ってきた…


ところでさー、あなたの星座は何座?俺の星座か?うお座よ、うお座!

そっか!じゃあ、星座占いしまーす!うお座のあなた!今日は

ちょっとしたことで、大事な隠し事を見抜かれちゃうかも!


ラッキーアイテムは白いハンカチ!白いハンカチがあれば、運勢は

急上昇だよー!おっ、俺、ちょうど持っているんだよ、白いハンカチ!

ツイてるぜ!ところで、あなたのご趣味は?俺の趣味か?趣味は

ギャンブル!パチンコだ!魚群が来た時がたまんねぇよ!え…?私

ギャンブラーはちょっと、嫌いかも…話したくないかも…そうして、


バスはホテルへと辿り着く、俺たちバスツアー逆はガイドさんに

したがってホテルにチェックインした…さてと、遊ぶか―!その前に


昼飯だな、おいおい、このホテル、海が近くにねぇのかよ!

海が近くにねぇとはつまんねぇな!えー!私、泳げないので、

海は嫌いです!おっ、、このバイキング、鯛の煮つけがあるじゃねぇか

うめぇ!えー、私、魚は嫌いだな、やっぱ肉でしょー、あの、


分かったことがあるの!私、あなたのこと、嫌いだなーって、思った!

私に近づかないで!そして、それは俺がホテルのプールで楽しく、

泳いでいるときに起こった、さっきの嫌い女は、プールサイドで

体育座りをして、じっとしていた、ヘイヘイ、彼女、俺と遊ばない?


ヘヘッ!一人のチャラそうな男が、嫌い女に近づく、俺はそこで、

そいつらから目を離した、深く潜水して泳ぐのに夢中になっていたのだ

プハァ、そして、プールから顔を出したとき、もう事件は終わっていた


そう、嫌い女は血を出して倒れ、チャラそうな男の手には、血塗られた

ナイフが握られていたのだ…!だから俺じゃないんですって!俺はただ

ナイフで…、彼女が…、その、ああ、もうわけ分かんないっすよ!何が

起こったのか分からないっす!俺は、話にならないな、、と、、、


はあとため息をつく、もう、こいつが犯人でいいんじゃないか?しかし

俺はこいつが犯人ではないという確信があった、バスの中からの因縁

男と、嫌い女の関係を見るに、男が犯人であることは間違いない、、


俺は、犯人男が今、どこにいるのか、確信があった、ホテル近くの池、

ここにいる!探しましたよ、犯人男さん、いや、釣り師男さん!

あなたには、隠していたもう一つの趣味があった、それが魚釣り!


バスツアーにも、釣竿を持ってくるくらいの釣り好き!ああ?犯人男は

池に釣竿を垂らしていた、あなたはまず、チャラ男が彼女に近づいた

ときに、一つのナイフを落とした、そして、それをチャラ男が拾った

瞬間を狙って投げたのです、そう、重りの付いたナイフをね!彼女の

肩をナイフが切り裂いた…、その時、噴き出した血が、チャラ男さんの

目とナイフにかかります、それでチャラ男さんはわけが分からなく

なったのでしょう…後はあなたは釣竿を巻き、ナイフを引き上げるだけ


ちなみに肩を切り裂いただけで、死に至らしめたのはフグ毒でしょう?

釣り師であるあなたなら、手に入れるのは容易いはずだ…くくくっ…!

名推理だな、探偵さん、だが、大事なことが欠けているようだぜ!


証拠だよ、証拠!決定的証拠を出してみろ!そうですね、確かに

犯行に使ったナイフ、重り、糸とともに、あなたはこの池に

沈めてしまったのでしょう、根がかったと言ってね、だが、沈めること

ができない証拠が一つありました!それはナイフを引き上げたときに

血が付いたナイフをぬぐったハンカチ!そう、血のついた


赤いハンカチのことですよ!ククククク…赤くなっちまったよ、俺の

ハンカチは、、認めるぜ、俺がやった、連れていけ、釣り師男は

三か月マグロ漁船行きとなった、こうしてプールサイド事件は解決した


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