今日も2人はどこかの宇宙で

トラース

いただきますとご馳走様

ピカはジャバジャバと星の川で遊ぶ。

濡れる体が気持ちよくてもっと激しくなる。

そんな様子を少し遠くでキラは黙って見てた。

ふと、ピカが幾つかの魂が流れてるのに気づいた。


「なぁキラ!来いよ!

また魂が流れて来てるぞ!」


大きな声でキラに話しかける。

キラは黙ったままテクテクと近づいた。

川の真ん中で2人は座る白の服が腹の上まで濡れる。

そんなのを気にせず2人は流れる魂を掬って目をつぶった。


「「いただきます!!/…いただきます」」


そう言って、互いに魂を頬張る。

しっかり噛んだ後、ゴクリと飲み込んで、

また1つ、また1つと頬張った。

魂が一つも流れてこなくなると2人は、

フーーー……と上を向いて口から息を吐いた。

空気と共に魂だった物が細かい星となって宇宙に広がった。

キラキラと時にはギラギラと輝く新星を2人は眺めた後、下を向き目を閉じた。


「「ご馳走様でした!!/…ご馳走様でした」」


それだけ言ってまたピカは遊びだして、

キラは元の場所に戻って川で遊ぶピカを見ていた。

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