第6話マスク

ある日マスクを全身につけた人がいた。


その人は、腕にマスク。肩にマスク。

足にマスク。首にマスク。

顔にマスク。


まさにマスクの鎧だ。


私はその人に聞いてみた。


「なんでマスクを全身に付けてるの?。」って。


そしたら全身マスクの人は、


「地球は危ない。化け物がウヨウヨしてるんだ。そいつらは人に化けてる。

夜になると人を襲うんだ。その化け物に対抗できる唯一の道具がマスクなんだ。」


私は


「そいつらはどんなやつなの?。」と聞いた。


その瞬間、全身マスクの人が襲いかかってきた。


刃物で切りつけられる。


私は緑色の血を出した。


この人は危ない。


私は大きな口と牙を剥き出しにし、反撃した。


だがどうにもマスクが目障りだ。


あの白い色、布の生地。


全身に鳥肌が立つ。


私が硬直している間に首を切り落とされた。


私は最後の力を振り絞って自爆した。

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