心中、
ただの受験生。
始まり、そして悪魔
あなたは考えたことがあるだろうか。
人は思っているより、残酷でそして存在していないような美しさを持っているということを。
人は心の中が本当の姿だということを。
俺は、、俺は。自分を普通の人間だと思ってる。
というか実際にそうだと確信がもてる。
人間がする食べて寝て起きて考えるという行動を
毎日義務のように続けているし、
それなりに生きているという感覚がもてている
からだ。
その分人は疲れる。猫のように自由に歩き回れないし、空気のように自由には流れない。
なんと見苦しい世界に生きているのかと
最近は毎日思っている。俺は今日でこの見苦しい世界を変えてみようと思った。
僕は、、僕は。今日本当の見苦しい世界を
見てしまった。悪魔を見た。それは思っている
よりも人間の形をしていて心を持っている
ようだった。
最初はいつも一緒に暮らしている悪魔のような
血の繋がりでしか繋がっていない父だと思った。
違うところは心を持ってたということぐらいで
見た目は父親本人だった。
どうしようの感情の前にこの世界から逃げ出せると思った感情が強くて自分から旅立ちに行った。
1回行ったら帰って来れない死という存在に向かって。
私は、、私は。悪魔の影を見た。
暴力の世界が広がっている隣の家から。私は
昔からその隣に住んでいてたまに見る光景だったが、悪魔だと断定できた決定的な証拠があった。
いつも怖がって逃げている少年が笑っている
ように見えたから。立ち止まってたら死んでしまうほどの強い拳がゲリラ豪雨のように降り注ぐあの家で。逃げて、と言う前に
俺は、
僕は、
私は、
「天国というものを見てしまった。」
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