付き合ってくれてありがとう【カクヨム版】

凛君が、ベッドに戻ってきた。バスタオル一枚だけ巻いて…。


「凛も洗ってきたら?バスタオル置いてあるし」


「うん」


私も立ち上がって、お風呂場に行く。消臭スプレーしとかなきゃ駄目なんじゃない!


このズボン…。


凛君も同じ事を考えていたのだろうか?洗面所の台の上にスプレーが置いてあった。私は、ズボンにシュッシュッとして乾かす。洗面台で、下着を洗って固く絞った。凛君のパンツの隣に干して置いた。


シャワーで、体を洗って上がる。バスタオルで、丁寧に吹き上げてからバスタオルを体に巻き付ける。私は、お風呂から上がって戻った。テーブルにある水を飲んで、ベッドに行くと凛君はもう眠っていた。私は、その髪を優しく撫でてから隣のベッドに寝転がった。


「おやすみ、凛君」


横になって、目を閉じた。


.

.

.


視線を感じて、目を開けた。


「おはよう」


私のベッドの横で、凛君は私の顔をニコニコ見てる。どうしよう。裸だ。見られた?一気に顔が熱くなるのを感じる。


「大丈夫、見てないから!はい、お水」


「ありがとう」


私は、凛君に差し出された水を顔を起こして飲んだ。


「隣に寝てもいい?」


「うん」


まだ、寝起きで頭が回らなくて頷いてしまった。布団を覗いて、「駄目」と言ったけど遅かった。


「暖かいね!凛さんの布団の中」


バスタオルがない。寝相が悪かったのか、裸。私、今、裸。手探りでタオルを探す。凛君に後ろから抱き締められる。


「凛さん、何もつけてない」


「バスタオルが…」


「いらないよ!僕、バスタオルの下、ちゃんとパンツはいてるから…」


「私も、下着ぐらい」


「いらない」


さらに、ギュッーって腰に手を回されて引き寄せれる。


「付き合ってくれて、ありがとう」


背中に頭を置いてる。凛君の息が当たって「ん」声が出そうになった口を押さえる。


「背中弱いの?」


そう言って、凛君は背中にキスをする。


「凛君、駄目」


「昨日みたいに僕にくっついてきて!ほら…」


凛君は、そう言って私を引き寄せる。


「最後まで、しないから」


また、呪いの呪文をかけられる。


凛君の右手が、私のそこにおりてきて左手は胸を触る為に手をいれてきた。私は、体を少しだけ浮かせた。どうぞ、きてと口に出さなくても言ってるみたいで…。それを感じとったのか、凛君は私のそこと胸を同時に刺激しながら背中にキスを浴びせる。


「やっ」


声が出て、私は両手でしっかり口を押さえる。


「凛さん、感じてる?」


私は、その言葉に震えている。



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