9.途絶えた絆
途絶えた人との絆
昔やめてしまった団体がある。
そこに所属する人はこういった。
いつか戻ってこいよ。
いつかはまだ来ていない。
それなのに変えてしまったアドレス。
もう一度と思っていたメールは送れないまま。
そのままでしかない途切れた関係。
育てることもできないままに月日は過ぎる。
傷ついた心は言えることはない。
深く病んで自分では修繕不可能なのだ。
もう止まらない。
血がどくどくと流れ出るだけでだれも何も止まらないまま。
これは私の甘えかな。
やめたことは振り返らない。
忘却の彼方へ送るべきなのだ。
人の傷をえぐるのがうまい人もいる。
そんな人には私はどう接すればいい?
わからないだけならば深く考えなければいい。
泣こうが笑っていようが、あの場所はもう私の生きる場所ではない。
仕方ないのだ。道は分かれた。もう振り返らない。
END
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます