23.番外編(アイブリンガー家の使用人)
番外編「アイブリンガー家の人々」
イーヴォ「しかし、すごい量ですね。」
使用人A「イーヴォさん。これ、ここでいいですか?」
イーヴォ「ええ、ドレス類の箱はそちらへ。ああ、宝石はあちらの棚の上でお願いしますね。」
使用人A「了解でーす。」
使用人B(レオ)「なんだってこんな……これ全部プレゼントっスか?」
イーヴォ「そうでしょうね。」
使用人B(レオ)「あの人、何しに来たんスか?」
イーヴォ「レオ、口に気をつけなさい。バルシュミーデ公爵令息ですよ。」
使用人B(レオ)「長いっス。」
イーヴォ「そういう問題ではありません。」
使用人B(レオ)「あそっか、お嬢様と結婚すれば、ん? なんて呼ぶんですか? 旦那様でいいんスか?」
イーヴォ「まあ、そうなりますが……。え? お嬢様はバルシュミーデ公爵令息とご結婚なさるんですか?」
使用人B(レオ)「俺が知るわけないじゃないですか。」
イーヴォ「ああ、まあ、そうですよね。」
使用人B(レオ)「あ、でも、いいですよねあの人。いつも俺たちにもお土産持ってきてくれるし、この前もお嬢様に頼まれた本運んでたら手伝ってくれたりしたし。」
イーヴォ「そうですね。いい方です。」
使用人B(レオ)「前の婚約者なんて、俺らのこと人とも思ってないような態度でしたもんね。」
イーヴォ「そう、ですね。」
使用人B(レオ)「まあちょっと、キラキラし過ぎてて眩しいけど。」
イーヴォ「ふふっ、そうですね。」
使用人B(レオ)「外にある大量の花も見たけど、お嬢様の好きなやつだったし。え、マジで、結婚するんじゃないですか?」
イーヴォ「えっ、そうなんですか?」
使用人B(レオ)「いやだから俺はしりませんけど。」
イーヴォ「そうですよね。すみません。」
~ルトガーがシュテファニに告白している間に贈り物を整理する皆~
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