第2話 これを優しさと呼ばないのなら過ちでもいい

 どうして憂いの字をつかって優しさになるのかを調べてみた。なんとなく想像ができたけど、憂いている人に寄り添えるのが優しい人だとかいてあった。漢字としては芝居をする人や俳優さんのことらしい。面白おかしく舞って踊り、神様や人々を楽しませていた人たち。どちらも優しい人だ。


 あえて逆らってみよう。優しさと呼ぶものはいっぱいあった方がいい、優しさとおもえることがすでにやさしいから。やさしいせかい。やせたかい。やさいせいかつ。いせかいいきたい。


 夏に心が入ると憂いになる

 暑いからね


 優しいけど人でなしのリンカーンは憂鬱

 どのくらいの優しさなんでしょう


 杞憂にすぎない

 どれだけのことがほんとうになるのかな

 大地も海もやってくるのに

 空が落ちてこない保証はない


 物憂げな雨にうたれ

 雨にうたれたから、物憂げなのよね?

 なんとなく気だるい、暗い、活発じゃない感じ

 メランコリーでアンニュイ

 ちょっとつまらない


 憂いを帯びたのは顔か、目か

 悩ましげで切ない姿、心配の顔つき


 さらっと調べただけで辞書はつかってない。紙の辞書は押し花に活用していたときもあったなぁ。あっているかはわからない言葉の意味や由来たち。みんなで好き勝手に作っちゃおう。それで言葉を覚えられるならとっても易しい。


 優れている

 優勝

 優しい

 やさすぐゆう、きっと他にも難しい読み方があるんだろう。舞ってくるくる踊っている間に忘れちゃう。


 過ちでも、やさしくなくてもいい

 呼んでくれるだけでいい

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