第4話 褒めてください

ルチアは、買い物に行き沢山の食材を買ってきた。今日は夫が自宅にいるみたいだ。


結婚して1年の記念日になる今日をルチアは楽しみにしていた。


相変わらず夫は深夜に帰ってくる。朝早く家を出る為、朝食も別で取るようになった。


今日の朝、夫から話をしようと言われた。


やっと夫と話ができる。


ルチアは、沢山の料理を机に並べた。


国産牛のローストビーフ


ホタテのフレッシュサラダ


有機野菜を沢山使ったポトフ


一番人気のブランド米を取り寄せて炊いた白ご飯


最近できたショッピングモールの中にあるケーキ屋で頼んだイチゴのホールケーキ




ガチャガチャ



そこに、夫が帰ってきた音がした。







夫は、テーブルに並んだ料理を見ている。



ルチアは、頑張って準備をした。もちろん夫は褒めてくれると思っていた。



だけど、夫が言った言葉は、、、、



「離婚してくれ。ルチア。」





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る