Wordの文字調整、その後。ページ構成を直す。

 さて、Wordに作業戻るよ。

 Wordに、カクヨムで作成した本文を全部コピペして、誤字脱字修正、不要な空行削除、本文区切り、ページ区切りを修正したと思います。


 ここで!!


 大切な事忘れてた。

 アレです。

 フォントとフォントサイズ、そして、1行の文字数と1ページの行数!

 これ決めてなかった!!

 印刷会社さんからテンプレをダウンロードしてきた人は、基本そのままがベターだよ。印刷会社さんが「これがいいよ」って指定してくれたものだから。


 本来であれば、私は「UD デジタル 教科書体」を使いたかった。

 これは、ユニバーサルデザインで、識字が苦手な人にも読みやすい書体になっているヤツなんだよ。

 でもコレを選んだら……上手くPDFが出力できなかった。文字が重なるゥ……

 これは、Wordさんが縦書きフォントに上手く適用できないから。

「UD デジタル 教科書体」は新しいフォントで、Windows10から実装されたみたい。でも、もともとWordを作ってるのはアメリカで横書きしかない世界なので、縦書きにした時にフォントを出力できる機能について、まだ対応していないみたいなんだよ……

 だから、普通のメジャーなフォントを使う事にした。くっそう。

 なので、使いたいフォントがあったら、まずはそのフォントで縦書き印刷(PDF)に正常に出力されるかどうかをチェックした方がいいよ。

 実際に出力してみるのがオススメ。必ず1度は印刷してチェックしよう。1ページでもいいから。


 ちなみに、フォントでつかう時に、「P」がついているヤツは注意。

 MS Pゴシック、MS P明朝、とかね。これは、文字によって幅(高さ)が変わるフォントなんです。

 通常、どんな文字でも全角文字は同じ大きさで、半角は全角の半分なんですが、Pがついているヤツは「プロポーショナルフォント」といって、文字によって幅(高さ)が違うものです。

 これを使うと文字を詰められたりするんだけど、文字位置がバラバラとなり、個人的には読みにくくなる。

 なので私は、「P」が入ったフォントを使いません。


 で。

 フォントが決まったら、次は1行の文字と1ページの行数だね。

 これも、基本はテンプレを使っていたら、そのままにするのがオススメ。

 1行に文字数を増やすと、当然フォントサイズが小さくなるし文字間も狭くなる。読みにくくなる可能性が大なので、増やす時は注意ね。

 また、行を詰めれば行間がつまり、更に読みにくくなる。

 実際に印刷して確認してみるのがいいね。

 私は8.7pt、1行23文字、1ページ23行になっていたよ。


 ところで。

 そろそろ電子書籍と物理本で、設定する内容が変わってくるので、別作業となるんだけど──

 私は、できるだけ手間を減らしたい。

 ホワイトIT社畜斜陽中年には時間がないのだ。


 なので、私の場合はできるだけ共通化していけるようにしていくから。

 だから、電子書籍として考えると無駄となる設定もまだまだしていくよ。

 よろしくです。


 んで。

 次に必要なのは、目次を作成する事です。

 その為に、ページ構成を見直す必要があります。


 Wordの先頭1ページ目は、中表紙になります。

 これはそうした方がいい。

 勿論、個人のこだわりを発揮していいんだけど、表紙開いたらいきなり本文は、ちょっと。もうワンクッション欲しいよね。


 なので、中表紙は入れる事をオススメします。

 そしてその後は。

 目次を作ります。


 ここでポイント。


 電子書籍の方は、目次って重要。タップ(クリック)すると、そのページへと飛ぶ機能です。

 でも、その場合、Wordの書式設定に乗っかる為、あんまり飾れない。

 物理の本の時は、好きに飾れる。画像でやってもいい。


 ここら辺から、電子書籍版と物理本判の中身が変わってきます。


 勿論、電子書籍にしても、タップして飛べる形式の目次を入れなくてもいいんだけどね。

 でも、読む側としたら、あった方が楽、という、ね。

 これはどこを重要視するかですね。


 個人的には、リンク式目次は別にいらない派。何故なら、目次をタップして飛ばす事がないから。基本、私は本を順番通りに読むタイプ。


 でも、そうじゃない人もいるっていう事も知ってる。

 楽しみ方は人それぞれです。

 私はいらないけど、いる人がいるかもしれない。


 なので、私は目次を一応作る事としました。


 Wordの目次の作り方は、面倒くさいので正直、ググって欲しい。

 Amazonにも当然やり方は書いてある。

 見て頑張れ。

 https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201605700


 ま、私が調べて理解した範囲だけは書いておこうかな。


 Wordには、文章を飾る為のフォーマットがいくつか用意してあります。

 その中の『見出し』。これをつけた部分が、目次として機能するようになります。

『見出し』自体の見た目を変更する事も勿論可能。標準でも構わないとは思うけど、自分の文体に合わせるのがいいよね。

 つっても、私にはそこまでのこだわりがない事と、あれこれイジくるスキルがない為、ほぼデフォルトのままにせざるを得ないだけなんだけどね。


 色々ググってみたんだけど、目次のオシャレって、ぶっちゃけたかがしれてる。

 なので、電子書籍の方の目次は、ある程度で諦めた方が無難だと思われる。

 物理の本物の場合は、リンク機能をつける必要がない為、思う存分画像で作成することができるぞ!

 だから、こだわるなら物理本の方の目次で頑張れ!!


 さて。

 ちょうど、目次の話をしたのでもう一つ。

 その作中内での章立てについて。

 そう、分けるってことは、見出しタイトルが必要なんだよ。


 私はタイトル付けが本当に本当に本当に苦手でねぇ……

 ちゃんとしっかり考えられる人ってマジ尊敬しますわ。

 私、キャラの名前すらつけるの苦手なのにっ!!


 でも、タイトルの次に読者が目にする部分だから、ある程度ちゃんとつけた方が無難でもある。

 無難でもあるけれど……苦手なモンは苦手なんだよ……


 と、いうわけで、それ、後回しねっ!!

 みんなは後回しにしない方がいいよっ! どのみちやらなきゃいけない事──通らなければならない道だからなっ!! 自分の首がギュウギュウに締まるだけだよ!!!


 あと必要なのは、ページ番号だね。

 テンプレ使っている人は最初っからついてるから、それを利用すればOK。

 サラから作ってる人は。

 ヘッター・フッター編集の時に、ページ番号を付与できる設定があるから、それを利用すればOK。


 そういえば、テンプレを使ってる人は見たことがあるかと思うけど……

 なぜかページ番号は3から始まってるよね。

 これはね、表紙を1ページ目として数えた時のページ番号だからみたい。

 昔はこの番号じゃなきゃいけなかったみたいだけど(印刷会社の都合だと思うけど)、今は電子納品で、本文中のファイルと表紙ファイルは別出し、順番が狂ってしまう事もないので、好きにつけたらいいと思う。

 ただし、印刷会社さんに依頼する時は、その印刷会社さんのルールがあるから、ちゃんとそれに則って設定した方がいいと思います!


 今回はここまで!!

 以上!!!




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