カクヨム甲子園について(1)
高校生限定のイベント、ということで、「ヨム」側に回り参加させてもらっています。
高校生ならではの熱い情熱的な青春から切ない恋模様まで、多種多様な作品が集まっていますね。中にはドロドロとしたホラーも多く含まれています。
さて、「ヨム」側のオバサン目線で物を申しますと、よく練られた技巧力の高い作品がある一方、一行目でブラウザバックしてしまいたくなる稚拙な物もあるのが正直なところです。
かつて、私は「モノモノ~物書きたちの物語~」という、作中で「小説の作法」について言及した作品を書きました。ええ、その辺、うるさいんです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882723962
字下げや行間の空け方等、多少は目を瞑って読めますが、あまりにも字が詰まりすぎていたり、会話文に記号や感嘆符が多すぎていたりする「テンションの高い」文章は、私にとってはちょっとしんどいです。
閲覧数はそれなりなのに、なぜか星が増えない作品は、「小説の作法」を多少なりとも意識されると改善されるかもしれません。
そして、内容について。
作中で「死」を扱ったものが案外と多い、という印象です。
私は三十代ですので、高校生の頃の感性などとうに忘れ去ってしまっております。私だって、当時の死のイメージは「そんなもの」だったのかもしれません。
それでも、高校生が描く「死」の頻出さには、どこか危ういものを覚えます。
その「死」が効果的なものであれば、高いレビューをつけていますが、ぞんざいに扱われている感じの作品もありました。
まあ、ホラーですと、倫理観の抜け落ちた様相が気持ちいい作品もありましたがね。ここは腕の見せ所でしょう。
あとは、季節感も大事でしょうか?
夏が舞台の作品に、自然と引き寄せられてしまいます。
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