第15話 他人の結婚式ビデオで大号泣

自粛期間も1カ月を過ぎると、ネットフリックスの外国映画も、

Huluの邦画ドラマも見飽きてくる。


そんな中で、僕がハマったのは、YouTubeに無数にアップされている他人の結婚式でのビデオだ。


コロナ直前の2月に出席させていただいた友人の結婚式のビデオがYouTubeで友人限定公開をしてくれたという話からだった。


まだ記憶に新しいが、素晴らしい結婚式だった。

そして、その友人の結婚式ビデオを見て何度泣いただろう。




複数回見たからか、

それからYouTubeのおススメ欄に他人の結婚式ビデオが挙がるようになった。



なんとなく、、好奇心から知らない人たちの結婚式のビデオを視聴した。

そして、、、感動した。




あったこともない、まったくの他人。

芸能人でなければ、モデルでもなんでもない。


その辺にいる普通の男と普通の女だ。

とりわけ、めちゃくちゃな美男美女でもない。



しかし、泣けた。

素敵な音楽と、素敵な結婚式場、

彼らを包む参列者のあたたかい笑顔。

新婦の涙や新婦の父の顔。


そして・・

新婦から母親への感謝の手紙。


何度、泣いたか数えきれない。



僕はコロナの2年前に結婚式を挙げさせてもらった。

たくさんの方に出席いただき、幸せな時間を過ごした。


しかし、その時には涙もでなかった。

自分が話す場面では緊張もしたし、若干照れ臭かった。


家族、友人、上司、親戚、その他と、様々なカテゴリーの方に来ていただいていたので、どの僕で話すか難しかった。


そして、新婦(妻)の手紙の時は、普段怖い妻が涙ながらに手紙を読んでいる姿に少し笑ってしまいそうになったことしか覚えていない。


そんな僕も、映像で他人の結婚式を見ると泣けてくるから不思議だ。


心からご祝儀を届けたくなる思いを毎回いただいていた。


あれから2年が経ち、最近ではそこそこ仕事もしているので、毎日のように他人の式のビデオは見ていない。


幸せをくれたカップル達が今でも幸せな生活お送っていることを願ってやまない。


我が家も・・なんとか事業継続中である。

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