第8話 え?10万円もらえるの??

臨時給付金?


名前は忘れたが、そんなものがあった。


全国民(年齢・所得財産関係なく)に一律10万円ずつ給付いただけるという夢の制度だ。


*国の財源や国債のことは敢えて考えないスタンスです。*


当時の我が家は、会社員の妻(絶賛育休中)と生後半年の娘と僕の3名。

合計で30万円が支給された。



各市役所が支給窓口を担当しており、知人が担当し、禿げるほどの激務に陥っていたが、弊係はどこ吹く風だった。

市役所はそんなもんだ。


なるべく他部署には関わらないスタンスをとることが推奨されている。

愚痴は聞くが、手を出さない。越権はしない。

せいぜい缶コーヒーの一つも献上することで、関係を保つ。



ところ変わって、

我が家でも妻と10万円の使い道について、

熱い会議が連日繰り広げられた。


職場のコロナ対策会議の10倍以上の熱量で、資料を集めプレゼンを進めた。



僕はあぶく銭(ごめんなさい)のようなものなので、投資をしたいと妻に伝えた。

妻にも投資を進めたが、過去の苦い記憶(FX、バイナリーオプション、仮想通貨)で、私財を溶かしており、私は現金しか信じないと冷たくあしらわれてしまった。


捨て台詞として、あなたのは投資じゃない投機だ・・と冷静に言われた言葉は今も忘れられない。。。


結果として・・・


娘・・ジュニアNISAを作り、SP500に投資する。


僕・・投資(投機)


妻・・脱毛器(プロ用)

に振り分けられた。


それぞれに小さなドラマが待っていた。

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