甥曰く座敷童子か妖精な私

aisan

第1話

お盆の最終日

姉家族が

遊びに来てくれました。


別に

どこへ出掛ける

訳でもなく

豪華な食事を

する訳でも

ありませんが

久しぶりに

みんなで

顔を合わせるだけで

お盆らしい

雰囲気になるのは

嬉しいです。


大学生の甥っ子と

話している時に

私のことを

「座敷童子か妖精」と

言ってきました。


この言葉の中には

「会社に属すことなく

日々

鳥と戯れながら

のんびり過ごし

でもなんか

会うと楽しそうな

謎の人」

という思いが

表れています。


甥っ子の気持ちは

良く良く

わかります。


コロナ禍になり

更に昨年

筋腫の手術をし

強制的に

人生観を変えられた

私には

「これからの人生は

自分に素直に生きる」

という

思いがあります。


そのために

手術前・筋腫前に

自分が

苦しいと

感じたことはやらず

自分の

心の赴くままに

生きるということに

チャレンジ中です。


しかし

甥を含めた

周囲は

「一体何をやっているの?」

と思うはずです。


当の本人の

私自身が

「私何やってるの?大丈夫?」と

自分に

疑問を感じ

突然襲ってくる

不安感や恐怖心と

日々

闘っている

くらいですから。


自覚もしていて

そんな思いを

するのなら

真っ当に生きれば

良いと

言われるかも

しれません。


しかし

一度きりの人生だから

今までの

自分が

思い描いていた

真っ当な人生とは

違う人生と

いうものを

経験したいと

思ってしまったのです。


この先

どんな展開が

起こるのか

皆目

見当がつきません。


ただ

人生は

やり直しが効くので

行き詰まったら

また

方向転換すれば

良いのかな?と

思っています。


今は

謎なおばさんを

嫌がらず

会いにきてくれる

かわいい甥に

感謝します。








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